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夏休みの「自分」研究

自分の取説ってつくったことある?
わたしはまだない。
ときどき、自分の苦手なこと、もやもやしたこと、元気が出ることをメモしておくだけ。それだけで元気になれるときもある。

今回はそれをまとめて「わたしの取り扱い説明書」として公開するよ。
もし興味のある人がよんで「あ~これわかる」って思って貰えたら、すごく嬉しい。(私は誰かの記事に強く共感すると気持ちがよいので、自分を出すことでだれかを気持ちよくできたなら、うれしい。)
あるいは共感できなくても、「世界にはこんなことにこんな感じ方をする人間もいるんだな」って知ってもらえたら、それもありがたい。


めぐみ式取説とは

(つくってほしい人がいたら、コメントをくださったらお話をきいて作ります。出来に満足いかなかったら、自分でつくってあげましょう。きっとあなたが喜びます。)

目的はなに?

自分がどんないきものなのか知ること。
改善やジャッジ(批判したり、責める)ことが目的ではない。
ただ、自分にはそんな性質があるんだ、と知って、その性質を見てあげること。存在を認知する。

ジャッジなしの傾聴、記録、可視化

もし、自分の才能を知って、望む成果を少ない労力で得たい!と思うなら、「みんらぼ」というみんなの才能研究所のpodcastを聴くのがおすすめ。

どんなふうに作るの?

決まりはないけど、批判のない、「なんでもおもしろがる」視点で対象の話を聞く。最近あったもやっとしたこと、かなしかったこと、イラっとしたこと、許せないこと。それはなんでそう感じるのか、何を大切にしてるからなのか、尋ねる。うれしかったことも同様。

あとは共通しているものをまとめて、そんなあなたを象徴するタイトル(キャッチコピー)をつけて(これは一緒に検討しましょう)、イラストなどつけたら完成。ここまでは別にやらなくてもいいんだけどね。おまけみたいなもん。

わたしの取説


⓪気付きや喜びを新鮮なうちにお届けしたい

料理はできたてが美味しい。食べ物は旬のうちに食べてほしい。
それは、伝えることも同じだと思います。
気づきも、感動も、できたてを伝えたいのです。

この自分の欲求の強さに気づいたのは、大切なひととの関係で感じた「がっかり感」でした。
私は本を読んだり、出会ったひとの言葉、旅や日常の中で感動したことがあると、それを大切な人にもシェアしたくなります。
それも、電話か直接会って伝えたいのです。
(基本的には話題のジャンルごとに伝える相手が決まっています。それを必要としていて、喜んでくれて、受け止めてくれる人。そのために東京から神奈川や岡山や鳥取に出かけることもあります。いちばんぴったりなひとに届けるために。)

ですが、パートナーであった方は忙しく多趣味な人だったので、なかなか予定を合わせるのが難しく、すぐに会えないことがほとんど。
私は気分屋なので、1週間もするとそのときの感動はどこへやら。
メモで情報は残っていても、会える日には熱は冷めているので「内容は素敵でシェアしておきたいのに、情熱を乗せて伝えられない」という悲劇が起きていました。私の原動力は情熱なので、冷めていると「すらすらと、流れるようにうまく話せない」のです。熱を伝えられないことは、まるでアツアツのラーメンを作ったのに、冷えて伸びてから食べてもらえることのようで、「おいしさ(その価値)を伝えられない」ことなのです。
そんなとき、私は自分で「あれ?つまんないな、面白い気づきだったはずなのに」と感じて、しゅんとしぼんでしまいます。まずいラーメンを作ってしまったと感じて、自分がひどくつまらない人間のように感じて、自己嫌悪になっていました。
その人は、ちゃんと聞いてくれて「ありがとう」と受け取ってくれるけれど、私はそれがもはや最高のものではなくなっていることに気づいて、がっかりしていました。

この悲しみについて、友人と掘り下げたところ次のことが分かりました。

私にとって、わくわくや気づきをシェアすることが一番だいじな部分であること。それは私の心臓であり、それをできないと健やかじゃなくなってしまうようであること。

不思議なことに、私がよく気付きを伝えるために電話をする友人は、いつもタイムラグなく聞いてくれるのです。日本全国、世界を飛び回る「忙しい」人ですが、本人曰く「いつもタイミングがいいんだよね」ということでした。本当は忙しさなんて関係なかったのかもしれません。

大切な人とはお別れすることになりましたが、自分の心臓に気づけたことはこの関係からの大きな贈り物でした。

湧いてきたときが、旬。

①メモ魔です

話をききながら、スマホでメモを取ることが多いです。
面白い人、興味深い話の時にはその傾向が強くなります。
しばしば、話がまとまっておらず整理されてない場合も、自分の理解を助けるためにメモを取ります。

なぜ?

ぐっときた言葉を蒐集するのが好きだから!
耳から入る情報を処理するのが苦手だから。視覚から補助したい。
聞くこと・理解すること・記憶すること・味わうことを同時にできないので、あとでゆっくり味わうためにメモする。
メモを取ると、「言質を取られてる・・・?」と緊張される方もいますが、だれかがある時点で言ったことが不変だなんて思ってません。(ソースは私)
経験や立場で意見が変わることもあるでしょうし。その変化も含めてあなたが好きです。
そのメモをもとに記事にすることもありますが、基本すごく負担で面倒くさいので(私の喜びのためにやっているから、不特定多数に伝えることが目的ではない)ほとんどしません。する場合は許可を取ります。
メモを取られるのが嫌なときは、理由を伝えてくださればやめます。

②アウトプットのためのひとりの静かな時間が必要

基本的にひとと会う時に、たくさんの刺激や情報を得ています。
たくさんの人と会ったり、濃い刺激を受けたら、クールダウンのために一人の時間が必要になります。それがないと「幸せいっぱいの状況」でもバグります。

具体的には、焦燥感、いっぱいいっぱいな気持ち、冷静に相手の話が聞けない、思考がまとまらない、そわそわする、心ここにあらず、パニックになります。
おそらく、刺激や情報がワーキングメモリーである脳の作業机の上にごちゃっと積み重なり、そのほかに何もおけない、作業できない状態になっています。
メモをしたり、自分の感想をアウトプットすることで、いったん机を片づけたら、元に戻ります。

③わたしはその1回に命を懸けてるんだ→同じ話は1回まで。

同じ話を何度も聞かされることに耐えられません。
よく、同じ話を繰り返すひとへの対応について「真面目にきかないで半分くらい聞き流せばいいんだよ~」といいながら、何度も同じ話を聞ける人がいますが、それが苦手です。
自動的に一生懸命ききます。集中して、反応しながら。
その分、同じ話をされると苦痛になります。堂々巡りの相談とかが無意味に感じられます。(発狂するほど退屈だし、自分自身が堂々巡りしてるのもいやだから、諦めは早いほうなんじゃないかと思う。長くても1年~半年くらいで見切りをつける。)

本も基本的に1回しか読みません。(その一回で丁寧に、行ったり戻ったりしながら、ときにはメモを取ったり、抜き書きしながら全身全霊で吸収する。吸収後は、二度と開くことはない。読み終わった本は人にあげたり、売ってしまう。)

もし、一緒に集まっているひととの関係で、わたしが聞いたことのある話をされる場合は、私がお散歩に出かけるの(または別のことをすること)を許していただければ、関係性を続けられると思います。

④その時の本物さで生きていたい→遠い先の予定を決めるのも、聞かれるのも苦手。

一人旅がすきです。それも突発的で発作的になりがちです。
ツアーや仕事での先の予定、結婚式の招待などが苦手です。
それらは多くの場合、数か月先の予定を答えなければいけないからです。しかも予定を変更すると、自分や相手に損害を与えます。

なぜ?
そのときにならないと、自分がどうしたいかはわからないからです。
日本にいるのか?元気なのか、うつなのか。招待者との関係性がつづいているのか、その国に行きたい情熱がまだあるのか、冷めてるのか。
もし、気分や状況が変わってしまったときに、断りを入れる労力や、相手をがっかりさせてしまうことが嫌なのです。

もっというと、明日の気分さえわからないのです。
人と会う元気が残っているか、なんで未来のことが分かるのでしょうか。
1時間後になにがあるかもわからないのに。
だから、「ドタキャン・変更可能・飛び入り可」のときだけ、本当に安心して参加することができるのです。
あるいは、突然「今日行ってもいい?」と連絡して遊びに行くときもあります。(相手には断る自由があることをきちんと伝えます)いきなりが苦手な人と、仲良くなるのは諦めています。(お互いに負担が大きすぎる)

無計画に生きることで失ったものもたくさんあるのでしょう。
ですが計画を優先して、自分の気分を無視して動いて幸せになったことはないし、そのときの湧き上がってくる気持ちで動くのを「本物だ」と感じるのです。

うまく言えないけど、それだと本物のような気がしないの。
そうじゃないと「生きてる感じ」がしないのよ。

M.B.ゴフスタイン 「ゴールディーのお人形」より


⑤食べたくない時に食べない自由がほしい

私は胃の調子が心によって左右されるので、ときどきごはんが食べられないときがあります。
意外なことに、鬱の時ではなく、躁状態のときや、嬉しい・ハッピー・充実しているときなどに多いです。吐き気や胃のむかつきがあり、全然おなかが減りません。幸せなんだけどね。ドーパミンが出すぎているのかもしれません。

ときどき、親切で食べられないと言っているのに無理やりランチに誘ってくる人がいます。お店に入って食べないなんてことはできないですよね。
あるいは、友人との旅行などで一緒に行動し続けたいなら、会話の輪に入りたいなら、食べたくないときにも注文せざるをえないときなどがあります。(しかもラーメン屋さんなど、苦手なメニューしか選択肢がない)そんなときは、無理に食べます。もともとは食いしん坊なので、可能ではあるのです。

どうなるの?
飲み込むことは可能ですが、消化器官が動いていないので消化不良になってずっとおなかにとどまったまま、という状態になります。そして、欲していないのに食べる状況をつくった相手に怒りを、断れなかった自分にも怒りを感じて嫌な気分になります。

ですから、食べれないときはほっておいてほしいです。時によって、食べなくても大丈夫、むしろそのほうが健やかな人間もいるのです。


⑥あるものを活かすのが得意

すでにあるものや頂いたものを使って料理を作るのが好きです。
量や品数が多くなっても作り続けられたり、喜びと活かしてあげないと!という使命感が動かしてくれます。
レシピに必要なものがない場合、なにで代用できるか、工夫するのも楽しいです。

逆に、特定のメニューを依頼されて、自分が食べたいわけでもないのに、わざわざ材料を買ってつくるのは苦手です。

なぜ?
気分が乗ってないときや、食べたいわけじゃないものをつくると美味しくできないことが多い。(もともと料理自体が得意なわけではない)

買い物するのがとても苦手だから。日本のスーパーや直売所では私のきらいなプラスチック包装に食品が入っているので、買い物=ごみ増える、となり気になってしまうのです。また、せっかく買ったのに不味いもの作ってしまった時には食べ物とお金を無駄にしたな~と自己嫌悪になります。


⑦納得できる理由を求める

会社や組織では、しばしば理由に納得できないルールを強制される、という場面があります。
極論、国家の中で生きる限り、そこには守るべき法があり、「悪法も法である」と言われます。ただ、少しでも自分を縛るルールは少ないほうがいいし、納得できるものであるほうがいいです。

「なんでかわからないけど、こうしてね」とか「みんなそうしてるからあなたもやって」とか言われると怒りがわいてきて、逃げ出したくなります。
逃げ出さずに済んだとしても、頭の中は怒りと文句でいっぱい。とてもいい仕事はできません。とくにそれが、はっきりとよくない・時代遅れな・不健康なルールだったりすると、従わないために全力を尽くします。

例えば、理由を追求したり、不快を表明したり、代替案を出したり、そのルールによって発生している不利益を伝えたり。
理由を聞いて、たとえそれが論理的でない、個人的な人間くさいものであっても、「誰かのために必要なルールだ」と理解できれば納得して従えます。

もし対話にならない場合は、不服従を選びます。そうです、しれっと守らないことでルールを形骸化する作戦です。それで排除されるならば、そこは私の居場所ではなかった、と考えます。(なぜか排除されたことはない)


⑧仕事について 上手に搾り取ってくれ

私は自分の得意なことで誰かの役に立てることをうれしく思います。せっかくなにか才能を与えられたのだから、それで貢献できたらうれしい。
が、しかし周りの人が才能と言ってくれるイラストの仕事は、数がこなせないでいます。
なぜなら、私にはイラストを描くという才能と一緒に「先延ばし」の才能も与えられているからです。
そんな先延ばしと戦って、自分を律して取り掛かる、というのがとても苦手です。そんなときはいつも、仕事を抱えているストレスで落ち着きがなくなり、そわそわしながら日々を過ごすことになります。また、先延ばしのために過食に走ります。ですから、イラストの仕事のために日常の平穏と健康を犠牲にしなければならないのです。だから、私はイラストを描くのは好きですし、それを活かしたいと考えながらも、イラストの仕事をするのには抵抗があります。(命を削ってしまう状況に毎度陥るため)

ですから、もし私に仕事を依頼したいと思うならば、次の条件が満たせるとお互いにストレスがないかと思います。

苦しめず上手に搾り取れるひとだけ依頼をしてください

具体的に「上手に搾り取る」とは?

建物の写真や描いてほしいもののイメージや画像を用意しておいていただきたいです。
(これのやりとりに時間がかかるのと、イメージを検索すると気が散って別のこと始めてしまうため。また、どんな感じを欲しているのか、頼む人が選べばリテイクを減らせる。)

頼まれたら持ち帰らず、そこでまずひとつやらせていただきたいです。
その場でやってしまう「やりきり仕事」ならば優先順位をつける必要がないし、一度オフモードになっている状態からスタートするための強い意思力を必要としない。
その間は机と椅子と明るささえあれば、放置して大丈夫です。

ようするに、今日ここでこれやってとか、ぶっつけ本番なら大歓迎。
4/15までにやっておいてなどと言われると、どんなに時間的に余裕があってもお断りします。(その日まで私が苦しむことになる)

また、余談ですが貢献するなら相手を選びたいと思います。
喜びや愛から動く人が多いところにいると気持ちよく働けます。
逆に、疲れ切ってイヤイヤだけど惰性とか義理でやってるみたいなところはしんどいです。私が貢献することで、問題を長引かせているだけになるからです。そこでお手伝いをするとき、私はつねに「そもそも、それはみんなのためになっているのか」という疑問を押さえつけたり、感覚を麻痺させる必要があるからです。

⑨目立ちたがり

目立ちたくない人もいますが、私は「認識されてないといや」で私に興味を持ってほしい生き物なようです。

複数人で話しているときに、明らかに私の経験や話に相手が興味を持っていないとき、悲しくなります。いる意味がないと思うと、立ち去りたくなります。1対1ならそれが可能ですが(そもそもお互いに興味なければ会わずに済む)、集まっているときにそれをされると空気を壊したくないと我慢して後で泣くことになります。(要らないなら呼ばないでくれ!)

これも別の友人と深掘りしたところ、
「存在を無視されることに怒り感じるって、それは個性!
アイドル的めぐがでてるねん。チヤホヤされて当たり前だから、怒りがでる。スタンダードにその感覚をもっとるわけやん。それはない人にはない感覚。もっと自分を発信したらええ。」とのこと。
今日やってみたよ!


⑩回復方法


紙に書きだす
スマホに気持ちや状況をメモする
早朝か夕方の澄んだ海に浮かぶ
温泉に入る
感動するくらい面白い本を読む、好きな個所を写経する
散歩する
干し芋を食べる
床を水拭きする
新しい人と会う
遠出する
鶏を抱っこする
かわいいものを集める
かわいいものの絵を描く
ひとりでひきこもる
月を眺める
水シャワー
部屋を片付ける
畑で土に触れる
安心できる友人と電話する

そのほか ちょっとした好みとか


私に興味をもってくれてる人が好き
加工品ではなく、素材そのままの食材や手作りのたべものをくれる人が好き
こちらのペースを侵害しないひとが心地よい(しつこい人は親切でもしんどい)
(自分は人のペースを侵害しやすい傾向があるのを自覚しているので、ダメもとで聞いてみて、一度断られたらすぐ引きます。)

得意なこと


そっくりに描く、存在するものを描く、話を聞く(一回目)、持っているものをシェアする、うまいたとえを挙げる、発想・アイディア力、メモする、ハプニングに冷静、ハードな状況を楽しめる、好奇心で動く(未知のものへはリスクをおかせる)、においをかぎ分ける(または、まったく別の匂いの類似性や共通点を見つけられる)、虫が大丈夫(刺してこないやつとコバエ・ハエ以外なら仲良くできる。)

苦手なこと


誰かに人を紹介する(すごく緊張するし、基本面倒。結果お互いが合わなかったときに自分の失敗と感じて気に病む。)、まとめる(削ぎ落すのが苦手)、自分で自分を律する(計画通りに物事を進める)、超えるべきハードルが多い案件、優先順位をつける(タスクが重なるとパフォーマンスが落ちるし、自己管理とか意思力、判断能力がガタ落ちする。ワーキングメモリーの小ささ。手っ取り早く終わるものからやってしまう衝動性)、うるさい場所で会話を聞き取る、人工的な匂いの強い場所にいること(大手靴屋、ドラッグストア、香水売り場、芳香剤のきいた車内、ホームセンター)



まとめ


そのときの気分を信頼してる=私にとっての本物さ

ワクワクや気づきを旬のうちにお届けしたい=自分のタイミングがある

マイペースにやりたいけど、成果を出すために短期間強制されるのは歓迎

十分なスペース (物理的にも、脳的にも、精神的にも)が必要

勉強家だけど、飽きやすい (吸収し終わると興味がゼロになる)

あるもの、ぶっつけ本番、その場で、今ここでやる がストレスがない
予定、計画、慣習、常識、惰性 がストレスが多い

状況に拘束されるのば許せるけど人間の計画に拘束されるのは我慢ならねぇ

以上です。
ここまで読んでくれた人がいたら、それは私に興味を持ってくれてるということかな。好きです、ありがとう。
(関係ないけど、全部で7777文字にしてみたよ、頑張って読んだ目をいたわってあげてくださいね)







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