Reflection Journal 2019年4月4日 昼

五感の中で、聴覚を使っていないと感じており、あえて耳を傾けることに意識している。鳥のさえずり、工事の音、子供の遊び声など普段(選択的に?)聞いていない音が聞こえる。いつも「危ない」サインばかり聞いているような気がした。

今日は、面白いな~と感じたことがいくつかあったので文章にする。

1.上司の仕事として「何もしないことが」最適?
それほど、パフォーマンスが高くないなと思っていた人が、最近高いパフォーマンスを発揮するようになった。「受け身」が気になっていたが、プラスαの仕事ぶりが増えてきたように感じる。何も言わない方が、自律的に動くように感じた。上司の枠の中で指示をすると、動きにくいのだろう。
上司の思惑を考慮したり、あえやこれやと考えているうちに、時期を逸して、また指摘される。こんなサイクルが回っていたのかもしれない。上司の役割は、その環境で最大のパフォーマンスが上がるように支援することだろうが、本当は何も妨害しないことが大切なのだろう。

優秀な上司ほど、あれやこれや指示をしてしまい、逆にそれが組織の生産性を下げているというジレンマに陥っているマネジャーも多いと思う。

2.Hさんと対話をした
評価制度の運営に関する書籍を出すこと になり、1社1社お悩み相談を受けている。2時間ほど、お困りごとを聞いて、解決策を提示したが、その時間が楽しかった・・・
一人も楽しいが、対話も本当に楽しい。アイデアが、協創されて、どんどんでてくる。評価制度に関する新しいアイデアも沢山でてきた。
一生懸命評価制度の運用(評価に)時間をかけているが、その時間が無駄だということを、もっとしっかり伝えてきたい。やらされ感がある仕事は、薄々みんな無駄だと思っているのだろう。MBOも機能しないことが共有できた良かった。

途中で、「仕事をしない社員」の対応という話になった。その社員のために、「給与を下げるための目標設定をしている」という話があり、掘り下げていくと、「能力と仕事がマッチングしていない」という話になり、更に掘り下げていくと「ガンコ」という話になった。結局、自分を変えられないエゴ、環境変化が怖いエゴが、その人の柔軟性を奪い、ローパフォーマーとしてレッテルがつけられるのだろう。本人は「そんなことはない」「上司がパワハラする」など声をあげていようであるが、それらを対処できる方法を探りたい。

最後に、心の発達の側面で「経験」「内省」が必要だとHさんが言い出した。+「サポート」が必要ですね。という話をしたら、1on1を展開している限界もあり、4月からの新しいポジションのコミュニケーション推進室として、社員の「サポート」をしたいという宣言があった。企業でこの「サポート」が成熟しないと思うので、是非この領域にトライして欲しい。何か一緒にできるといいな~

また書きたいことが増えた。これは、そのまま書いて文章が書籍になるから、書かないと!

【振り返りをして感じたこと】

アウトプットは同じかもしれないが、今回書籍の書き方は今までとは異なる。
以前は、時間がない中で、いかに効率的に自分が既にアウトプットしたものを使うかという視点で書いていた。今回は、できる限り時間をかけて、書きながらアウトプットしていく感じである。
人事制度に関する書籍は最後かもしれない気持ちで丁寧に書いている。

対話の時間は本当に楽しかった。「真の対話」ができることは、「真の友達」の前提かな。そんな人たちと仕事ができたら、嬉しいな。

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