単なる手段のはずのものが目的にすりかわってしまう、というのは、どこでも起こりうる。だから意識して気をつけよう、という自分への戒めも込めたお話。

わかりにくいので、以下のように言い換えてみる。

手段：通過点

目的：ゴール

例えば、職場で。私の常駐先の企業では、コストや状況改善の為の、提案や施策を活発にやろうという活動をやっている。ただ、社員さんには部やグループ単位で、半期ごとにアイデア数のノルマが課せられているそう。

ノルマが課せられたら、「数字を達成する為にも」アイデア出しは活発になるとは思うが。あまりに数字に追われると、本来のゴール（目的）である「状況改善」が霞んでしまうのではないか？なんともおかしな運用だと横目で見ながら、私は毎日仕事をしている。

さて、今の自分に置き換えるとどうか。今私は、自己肯定感を高めることをゴールとし、【良いこと日記】をnoteでつけている。継続して綴っていこうと決めたので、日々、今日の良いことなんだっけなーと考えながら過ごしているが、時々、はたと我に返る。ネタを捻り出そうと苦戦している自分がいると。

この取組みは、今まで以上に日常の幸せを感じ、それを無意識にできるようにして自己肯定感を高める為（ゴール・目的）の、通過点（手段）である。通過点でしかないものに、ゴールのようにこだわってはいけないのだ。

この取組みは言わば、自転車の補助輪にすぎない。補助輪に気をとられることなく、いつか補助輪無しですいすい走れるように、私はこれからも、幸せを探していこうと思う。