見出し画像

MORISH HOUSE

私は八ヶ岳高原に建てる山荘のデザインをしています。
冬はマイナス10℃以下になり降雪もある地域なので街中に建てる家よりもハイスペックな仕様が必須です。
雪や雨が落ちる方向も考慮したり、冬の日差しを積極的に家の中に取り入れる必要があります。

このスタディモデルは、天空アトリエをどの様にしようかとアイデアを巡らせていた時に作ったものです。
この頃はデザイン重視で考えていたので、今見ると実際にこの家を建てるには不都合なところがあります。
まず、屋根とガラス張り部分の境がもっと前で無いと継ぎ目に雨が浸透して雨漏りになってくるでしょう。
家とデッキの段差は土台を回して雨が浸透しない様にする必要があります。
サンルーム部分の窓も南側に大窓が必要だし、そこからデッキに出られた方が暮らしやすい。
夏は裏側にシェードが降りてくる様な構造が必要。
サンルーム部分と母屋部分を断熱サッシで仕切る必要がある。そうなると母屋とサンルームの割合は母屋が大きくなったほうが良いしと色々欠点が目に付く。

でもこのスタディモデルはデザインのバランスが良い。
もしこの家のデザインを気に入って頂き注文してくれる方がいたら、暮らしやすく暖かくて涼しい家になる様にデザインしてみたい。

2階がベッドルームになっている。
その下はキッチンダイニングとお風呂やトイレになっている。
この角度から見るとこの家のデザインの特徴がわかる。
この窓であり屋根でもある部分のデザインが重要だ。
1階の北側にも大窓が欲しい。
玄関ポーチには屋根が欲しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?