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雪明かり、雪灯籠

雪が積もると、雪明かりで意外なほど明るくなる。夜になり暗くなると窓も暗くなるのだが、雪が積もると雪明かりで窓もほのかに明るくなっている。

なんとなく窓が薄明るいのでまだ日が沈みきってないのかなと思って時計を見ると、もうとっくに日は沈んでいる時間になっている。白夜ほどではないだろうが、一晩中薄ら明るい。

ホタルの光窓の雪という歌詞の歌があるが、これは昔貧しくてロウソクが買えないけれど、ホタルの光や雪明かりで本を読んで勉強したということを歌ったものだが、実際は暗くて本は読めないと思うが、それくらい意外なほどに明るいと言うことから歌詞にしたのだろう。

雪に穴を掘り、その中に火をつけたロウソクを立てるととても幻想的な風景になる。ゆらゆらと揺れる火が雪を暖かい色に染め、暗闇の中にぼわ~っと光っている。その美しさは、寒さを忘れて見とれてしまうほど。

雪国の生活は大変だけれど、自然が厳しいほど時に見せる自然の姿は美しく、またそこに住む人の心は温かい。

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