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【サマリー】中小企業におけるデザイン経営の戦略的重要性と新たな要件

●キーワード

デザイン経営、デザイン経営宣言、ブランド、イノベーション、デザイン思考、パーパス、VUCA

●サマリー

デザイン経営の実情

世界で注目されつつあるデザイン経営という経営手法だが、中小企業では浸透しづらいという現実がある。

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浸透しづらい事実と原因を探り解決することで、中小企業にとってデザイン経営が身近なものになるのではないだろうか。

なぜ?

なぜデザイン経営が中小企業に浸透しづらいのかを明らかにするために、デザイン経営宣言をベースに国内外のデザイン経営の事例からデザイン経営の実践の要件を確認する。

また、大企業と中小企業、BtoCとBtoB、独自製品(サービス)の有無、などを軸に要件のギャップを洗い出し、中小企業への浸透を阻む原因にアプローチしつつ、デザイン経営を実践しづらい中小企業の存在を明らかにする。

このビジネスレビューの結論

デザイン経営の成功事例から実践するための新たな要件を明らかにする。本稿の構成は以下の通りである。

2章ではデザイン経営宣言を中心にデザイン経営に関する先行研究を捉えた。また、デザイン経営に深く関連する思考プロセスとイノベーションの種類について分類し、デザイン経営とデザイン思考をつなぎこんだ。

3章ではデザイン経営の実績を調査結果から捉えた。

4章ではデザイン経営宣言と現実とのギャップを整理整頓し、ギャップをカバーした成功事例の5章へとつなげた。

最後の6章ではデザイン経営の新たな要件と今後の研究課題について論じている。

続く…

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