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人間の可能性を開花させる真の天才論の必要性 〜天才とそのメカニズム〜

4.29に神尾学先生の秘教講座、
「天才とそのメカニズム 1日集中講座」を受講してきました。
この「天才」シリーズは4回講座。今年の1月から4月まで、毎月開催されていました。

僕は正直、講座を受ける前は「天才」という言葉に魅力を感じませんでした。
「天才」と聞いても、自分には関係ないと感じたり、ピンとこない人が多いのではないか?とも思います。
ただ講座を受講して、今の行き詰まった日本・世界には、ほんとに「天才」が必要だと思いました。

今のコロナやウクライナ危機で問題が表出している社会を、良い方向に反転させる可能性のある講座だと考えています。

経営者や研究者、教育関係者、分野を問わずクリエイティブな仕事を求められている方、あとはこれまで神智学・秘教を学んだことのある方、にぜひとも聞いてほしいです。

4回の講座を前編・後編に分けて振り返っていきます。

【1、人間の可能性を開花させる真の天才論の必要性(前編)】

講座は「天才って何だろう?」という問いかけから始まりました。皆さんは何を思い浮かべますか?
僕が最初に思い浮かべたのは、
「難解な情報を理解し、それを人に分かりやすく伝えることのできる、知性と創造性がある人」
「仕事の生産性とスピードがめちゃくちゃ高くて速い人」
「世界にインパクトを与える創造(講和や文章・芸術・新しいシステムなど)をする人」
でした。こういう時、今の自分の理想像が思い浮かぶのでしょうか。


次に、一般的な「天才」という言葉の意味を見ていきます。
まずは「天才」Wikipediaから引用。*1

「天才は、人の努力では至らないレベルの才能を秘めた人物を指す。」
「天才は、同じ事項をマスターしたときの理解の深さでは、秀才タイプを圧倒的に凌駕する才能を発揮する。」

「エジソンの言葉として知られている「天才とは1%の霊感(ないし閃き)と99%の努力」だが、この霊感とも呼べる「ひらめき(閃き:inspiration)」が一般に軽視される傾向もままある。99%までもの弛まぬ努力(原文ではperspiration-「流汗」で韻を踏んでいる)も確かに必須なのではあるが、1%のひらめきを大切にし、これを生かす事が出来なければ天才ではなく、エジソンは自身を指して自然界のメッセージを受け取る受信機に例えるほどひらめきを重視していた。」

「天才」Wikipedia

エジソンの真意は、「インスピレーション・閃き・霊感」を生かすことができなければ天才ではない、ということだったんですね。
彼は神智学協会の会員で、ブラヴァツキー夫人の「シークレット・ドクトリン」を愛読していました。エジソンについては講座の2回目に取り上げられます。

その他「天才」を考える上で参考になったのが、茂木健一郎氏が「知性」について「典型的知性」と「非典型的知性」という分類で語っている動画、「知性とは何か」。*2
「典型的知性」はIQ・ペーパーテストで測れるような知性で、これからはAIでいくらでも代替可能。
「非典型的知性」の育み方は科学的な議論がまだされていない。これこそがこれからの社会に求められている。いわゆる「天才」と呼ばれる人の知性だと。

茂木氏は「天才」について、「天才はIQや身長のように個人に帰する属性ではなく、ネットワークの中での結節点」*3 だと書いたりしています。

(茂木さんに天才講座の内容を伝えたい。)

一転して現在の世界に目を向けると、人類は大きな分岐点に立たされています。
コロナ・ワクチンをきっかけとする健康被害と人口減少、それに対する世界各国の政府の対応、メディアの報道がおかしいと思う人は、さすがの日本人でも少しずつ増えているのではないでしょうか。

また、陰謀論だと言われることが多いのですが、内閣府が発表している「ムーンショット目標」には「2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」することが掲げられています。*4
これは一部の人たちからは、人間をテクノロジーで進化させ、不老・不死・不労の社会を実現していこうとする考え方・動きである「トランスヒューマニズム」につながるのではないかと危惧されています。*5
ロシア・ウクライナ問題をきっかけに、食糧危機~暴動・紛争の問題も起こるのではないかとも言われています。

この人類の分岐点(アーヴィン・ラズロ *6 の言う「カオスポイント」)をブレイクスルーするためには、
まずは物質・コンピューターではなく、魂とのつながりを目指すこと。
そして人類がひとつになること、分離したパーソナリティ意識を超えて、魂・グループ意識へ転換し、競争・分離の社会から協力・分かち合いの社会に変革する必要があります。

そのためのヒントが秘教では語られており、「天才」ともつながってきます。

この講座で語られている「天才」は、「無執着で人類に奉仕する意識をもって努力した結果として得られる『啓示』を地上におろし世界を変えていく人」のことです。*7

秘教文献は「天才」に関わる記述に溢れています。後編からはその内容にも触れていきます。


*1: 「天才」Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E6%89%8D
*2: 茂木健一郎氏「知性とは何か」/GLOBIS知見録  https://globis.jp/article/2408
*3:「天才はネットワーク事象である。」/ 茂木健一郎氏note https://note.com/kenmogi/n/n2bd50a575b9c
*4:「ムーンショット目標1 2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」/内閣府HP https://www8.cao.go.jp/cstp/moonshot/sub1.html
*5:「今のうちに知っておきたい!トランスヒューマニズムとは何か徹底解説」/AIZINE~AI(人工知能)についてもっと知りたくなるメディア~ https://aizine.ai/transhumanism-1107/
*6:アーヴィン・ラズロ博士のメッセージ/赤坂サガス https://206.jp/social-issues/ervin-laszlos-message
*7【2022年4月29日】天才とそのメカニズム 1日集中講座 ~成人発達理論の次なるステージを切り開く~/エソテリック・サイエンス・スクールHP https://aquarius-g.com/2022/02/05/es-2022genius-2/


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