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ヨーガへの信頼

ヨーガセラピー(ヨーガ、アーユルヴェーダ)では、様々な心身の疾患、症状を扱う。
インドでは、病院の役割をヨーガやアーユルヴェーダが担ってきた歴史があるので、今も西洋医学の病院と同じぐらい信頼されている。

西洋医学と違い、病気ごとに先生が違うということない。
全て一人の先生が全ての病気・不調を診る。
アーユルヴェーダのドクターになるには、西洋医学のドクターになるのと同様、長い時間をかけて学び、インターンとしてドクターに師事し、学びと実践を重ねなければいけない。
インドではアーユルヴェーダのドクターはとても尊敬されている。

私もインドにいくとお会いするアーユルヴェーダのドクターがいる。
(基本健康なので、勉強のために)
いつもまっすぐと向き合い、目をしっかりと見て話に耳をじっくりと傾け、
アーユルヴェーダ特有の診察、脈や舌、まぶたの状態を丁寧にチェックする。

知識の塊のような先生から発せられる言葉は、確信に満ちていて。
こちらの質問にも、誠実に答えてくれ、
「信頼できる誠実な人柄」がうかがえる。
安心してお会いし、お話することができる。

ヨーガやアーユルヴェーダは、
西洋医学とは全く違うアプローチで、「人」というのもを分析している。
私たちがもつ「自然」にリスペクトがあり、
これらの知識を通して、人間の体について知るたびに深く感動してしまう。

どちらが「良いか」「正しいか」ということはなく、
私は、ヨーガやアーユルヴェーダをとても信じている。


「ヨーガは刃物を使わない手術である」
これは、現代ヨーガの父・クリシュナマチャリア先生の言葉。
それだけ人間を癒し、変える力があるということ。

私はヨーガのミラクルを何度も見てきたので(ヨーガ的に言えば理論に基づいているのでミラクルでもなんでもない)、この言葉には深く共感している。


今、ヨーガ指導者を育てる仕事にエネルギーを注いでいるが、
私が特に見ているのが、
「その人がどれだけヨーガを信じているか」だ。

学び実践し、自らの変容を経験しなければ、ヨーガを信じることはできない。
先生が信じた分だけしか、生徒は受け取れないし効果も出ない。

そして、
西洋医学と比べることも、否定することもなく、
選択肢の1つとして、
「自分の心身の健康のためにヨーガがある」と認識してもらえるよう、これからも仕事をしていかければと強く思う。



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