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『自分が戦うべき土俵』を見極めるということ

『あなたにとっての“癒し”ってなんですか?』
という質問をすると、色んな答えが返ってきます。

  • 音楽を聴くこと

  • 自然を感じること

  • 温泉に入ること

  • ペットと触れ合うこと

  • 赤ちゃんや子供と触れ合うこと

などなど、その答えは十人十色。

言葉1つでも、その内容や価値観は様々で、
『癒し』という言葉はある意味“曖昧”で“ぼんやり”とした言葉
ともいえます。


よくサロンや癒しグッズの広告などで目にする

『あなたを癒します』
『癒しの時間を提供します』

という文言は、
集客においては、前述した様々な「癒し」と戦わなくてはいけなくなるので、集客に使う言葉としては非常に弱い傾向があります。

言い方をかえると、
『“癒し”の土俵にはライバルがたくさんいる』ということです。


話は少し変わって・・・

私はcreemaでアート作品を販売していますが、
時々、家具や洋服、アクセサリーなどを作成して販売している人を羨ましく思うことがあります。

なぜなら、それらはアートと違って、実用的で役に立つからです。

しかし実のところ、これは“土俵違い”であって、羨ましく思うこと自体が間違っています。

creemaというプラットフォームに「ハンドメイド」という土俵があり、その中に「実用の土俵」「美容の土俵」「装飾の土俵」など様々な土俵があるわけですね。

私が作成しているのは観賞用のアート作品なので「実用の土俵」では戦えません。むしろ立つことすらできません。

なので、羨ましく思ったところでしょうがないんです。
わかっちゃいるんですけどね・・・「隣の芝生は青く見える」なんて言いますから(^-^;


話を「癒し」に戻すと、

私の作品を購入したくれた方からは、必ず
『癒されました』
というありがたいコメントをいただきます。

つまり、自分の作品は『絵を観ることで癒される人』にささる傾向があるようです。

しかし前述したように、これでもまだ「癒しの土俵」にいるわけで、ライバルが多いです。

もしかしたら「ハンドメイドの土俵」にいることも間違いかもしれませんね。
実際のところはまだ自分自身も色々よくわかってないのが正直なところですが、戦う土俵の見極めはしないといけないなと、常々思います。

見極めるにはとにかく絞り込むことが第一で、

例えば「絵の土俵」の中には「イラストの土俵」「具象画の土俵」「抽象画」など、表現の土俵があり、

またその中には「油彩」「水彩」「アクリル」「デジタル」などの技法の土俵があります。
さらに「人物」「静物」「動物」「風景」「空想」など、モチーフまで絞り込んで土俵を小さく(狭く)すれば、ライバルを減らすことができますね。


これらは職業や商品にもいえることで、マーケティングにおける「ターゲットの絞り込み」とほぼ同じです。

とはいえ、ここまで書いておいてなんですが、私の創作活動に関してはまだまだトライしたいことがたくさんあるので、その段階には行けません。

水彩はもちろん、それ以外にも試してみたい画材があるし、めちゃくちゃデカい作品も描いてみたい。

「絞り込むことが第一」と書きましたが、本当の「第一」は『行動』かもしれませんね。
やってみないことにはわからない。わからないことには絞り込めませんから。

最近は中々まとまった時間がとれませんが、少しの隙間時間でも、小さな行動を積み重ねていきたいと思います。


セラピストにささる「癒し」ではなく「実用的」な動画↓




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