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セラピストが今すぐ降りるべき土俵

私が行っている講座の参加者の半分以上は、セラピストのお仕事をしたことがないという方ですが、

ここ最近現役セラピストの方の参加も多いです。

とくにキャリア5年未満の方が多くて、自分の体験談を話したり、『業界あるある』に花が咲くこともしばしば。

今回はそんな『業界あるある』にまつわるお話をしたいと思います。


向上心の行方

セラピストの仕事にかかわらず、向上心を持つことはいいことです。

とくにキャリアが浅い時期は知らないことも多いので必死です。

先輩セラピストにアドバイスを求めたり、時には先輩セラピストの方からアドバイスをくれたりもするでしょう。

あなたはメキメキと成長していき、指名をとれるほどにレベルアップしたころに、イヤな変化が訪れます。

先輩セラピストのアドバイスがマウントに変わる

指名をもらえるというのは、お客様から認められることとほぼ同義と思いますが、可愛がっていた後輩が成長し、自分の地位を脅かす存在になるとでも思ったのでしょうか・・・

明らかに今までとは違う、
アドバイスという皮をかぶったマウントに大変身・・・。

手技を否定し始めたり、指名の数で競おうとしてきたり。

そんな先輩セラピストを目の当たりにした時、あなたにもイヤな変化が訪れます。

同じ穴の狢

先輩セラピストにも色々ですので、中には以前と変わらずアドバイスをしてくれる人もいるでしょう。

しかし自分の施術に自信がついてきたあなたは、先輩セラピストの言葉をアドバイスとして受け取ることができなくなります。

全てがマウントに聞こえる悪循環・・・。受け取り方によってはマウントも自分のスキルに変換できるはずなのに、中途半端についた自信が邪魔をします。

そして気づかないうちに、“切磋琢磨”とは似て非なる、不毛なマウントの取り合いに発展します。

あなたの技量も努力もどうでもいい

さて、マウントの取り合いというのは、仕事でもプライベートでも起こりうる不毛な争いですが、

セラピストという仕事においては、向いておくべき心の方向を見失ってはいけません。

その向いておくべき方向とは、もちろんお客様です。

お客様も、セラピストが想像している以上に「自分のことを思ってくれているか」を気にしているし、察知する能力は鋭いです。


上記のマウント合戦は、常に自分に心が向けられています。

自分は技量がある、 知識がある、 努力している、 信頼されている

これからのことはお客様にとって
死ぬほどどうでもいいということに、早めに気付いてほしいと、私は切に願っています。

技の比べ合いの土俵から今すぐ降りて下さい。

森脇由宇

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