僕のときの大学お笑い

20年前の話。

帝京大学に入って何のサークルに入ろうかなーとかホームページを見ていたら興味ありそうなのが空手部だったのですぐに見学に行ったんだけど、

大学の部活を舐めとったね。プロ目指す本気の空手集団だからもう見学も15秒くらいしかしなかった。

その後、同じゼミの子が交響楽団部入っているってことで見学行かせてもらったんだけど、もちろん何の楽器もできないし本気度も凄かったから1日だけドラムロールの練習して辞めた。

もう本気で部活とかすんのは無理だってわかったから卓球サークルに行ったんだけど、これはもう本当に温泉卓球みたいな感じでめちゃくちゃ軽くて1年くらい通った。

ほんで2年になった時、またホームページで新たに面白そうなサークルないかなーって探していたらお笑いサークル作りますっていうのを見つけて、

これは!やりたいやつだ!

となってすぐに連絡して入ることにした。

帝京大学お笑いサークルア⭐︎テンションは組数も少なく、10人ほどでスタートして、最初は学祭に向けて各々ネタを作ったりした。

学祭では教室にお客さんを入れてライブをやったり、野外ステージを借りて一応全生徒の前でネタをやったりした。全然集まらなかったしウケもしなかったけど。

その後はオープンキャンパスで新入生に向けてネタをやったり、平日は大喜利をやったり、ネタ見せ会をしたりしながらなんとなくお笑いを楽しんでいた感じ。

ちなみに僕の立場はというと、初代会長が1ヶ月程で辞めてしまった為、「高校時代NSCに通っていたエリート」という肩書きを利用して2代目会長に就任していた。

ア⭐︎テンションにとって転機となったのは大学選手権だったんじゃないかな?

全国のお笑いサークルがシアターDに集まって一番面白い大学を決める大会。

格大学2組ずつ出場できるんだけど、うちからは僕のコンビ「千尋」と「落石注意」が出場して予選を1位通過した。

決勝では現マヂカルラブリー村上さん率いる法政大学が圧勝してア⭐︎テンションは最下位だった。

他にもハナイチゴの小松崎くんやオシエルズのヤジマくんとか今でもお笑いやってる人達もいて、

今でも楽しかった思い出がある。

ただ今のように大学お笑いがブランド化していなかったから別にチヤホヤもされなかったしむしろ大学出てお笑いやるなんてバカだという考えが普通だった。


最近お笑いサークルが強い大学を受験したいんだけどどこがいいかな?っていうツイートを見てとうとうそこまできたかって感じしたな。

スポーツ推薦なら学費も出してもらえるだろうし寮生活もできるだろうけど、お笑いは別にどこの大学に入ろうが別の大学のサークル入れるんだから、もっと違う理由で大学は選んだ方がよくない?って思う。

4年もあればやりたいことも変わるんだから、とにかく一つでも上のランクの大学目指すべきだし、やりたい学科があればそれで選ぶべきじゃない?

僕はアホだけど心理学だけはやりたかったから帝京大学に入った。

心理学なんか就職できないって言われたけど、やりたい学問をやるのが大学なんじゃないのかね??

それに大学でサークル入らなくても東京には知られてないだけで死ぬほど、死ぬほどお笑いライブが開催されていて毎日どこかでお笑いライブが行われており、誰でもエントリーできてしまう。

そういうところでまずは試しにお笑いやってみたらいいじゃんね。

まああとはもしもお笑いサークルがやりたければ作ればいいじゃん。

ア⭐︎テンションは僕の親友晴澤が立ち上げた訳だけど、あの時行動してくれてなかったら僕は大学で卓球しかやれなかったし、

その後プロとして活躍する堀川ランプくんや、神保町で活躍する世界クジラは生まれてなかったかもしれないもんね。

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