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スローガンについて 【P_TREEのこと】

P_TREE のコンセプトを考えていたとき、たまたまこんな言葉を見つけた。

The best way to make children good is to make them happy.

子供たちを良い子にする最善の方法は、子供たちを幸せにすることだ。

オスカーワイルドというアイルランドの詩人の言葉だ。ちなみにこのオスカーワイルドさんは、他にもなかなかシニカルで示唆に富んだに名言を残している。例えば、

「我々はドブの中にいる。でもそこから星を眺めている奴だっているんだ」
「夫婦愛というものは互いが鼻についてからやっと湧き出て来るものだ」
「外見で人を判断しないのは愚か者である」
「人が本当に馬鹿げたことをする時は、常にとても高尚な動機からである」
「定義するとは、限界を作ることである」

毒舌なところもあるけど、はっとさせられる言葉も多くてなかなか良いんです。名言集のような本も出ているので興味のある方はどうぞ。

そんなことはどうでも良くて。この「子供たちを良い子にする最善の方法は、子供たちを幸せにすることだ」という言葉を読んだとき、思わずひざをたたいた。そう、そうなんだよ、と。

子供にとっての幸せって、両親が仲良くしていることだったり、親(もしくは身近にいる大人たち)がなにかを頑張っている姿を見たり感じたりすることだと思う。おもちゃなどの「モノ」だってたしかに大切な要素だけど、それと同じくらい、普段の暮らしのなかの、生活に寄り添うようにあるいろんなことだって大切なんじゃないか。

だから P_TREE では、そのいろんな大切なことを演出するのに必要なモノ ——たとえば両親が仲良く乾杯するとっておきのワインのこととか、子育ての合間にほっとひといきできる美味しいコーヒーのこととか—— 子育ての合間にリラックスできる時間を演出するような情報も、玩具などと同じように「こどものあそび場をたのしくする」のに大切なことなんじゃないかと思う。

「しあわせなこども時代(というより「たのしいこども時代」かな?)」を送るための情報を発信していければなあなんて思っているんだけど、それは果たしてどういうことなんだろう?意義があるとは思っているけど、具体的にどんな???

とかなんとか、いろいろと頭の中で考えていた漠然としたものが、ずいぶん昔に言葉になっていたではないか。(ちなみにオスカーワイルドさんの生没年は1854-1900)

The best way to make children good is to make them happy.

ああこれだ!と思った。こどもたちを幸せにするということは、こどもたちを良い子にするベストな方法なのだ。シンプルで力強い言葉だ。

これを P_TREE のスローガンとしよう。(ほんとはもっと簡潔な言い方ができないかなあと思っているんだけど…)

(つづきます)

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