12年間放置していたカオスな書斎を片付けたらいろいろ見えてきた1

整理整頓は達成感の先取り

うちには、「倉庫」と呼んでいる納戸と部屋があります。
これから、「ちょっと忙しくなるぞ」という時に私が突然やりだすのが、倉庫の片づけ。
収納している物品は、主にイベント用の備品。
食のイベント用、ステージものと創作活動用の備品をそれぞれに収納しています。
この倉庫を片付けることで、今、手元にあるものはどんなものか把握でき、物品を見てイベントのアイデアにもつながり、無駄な買い物もないようにできます。
そして何よりも整理整頓で得られるものは達成感。
この事前の達成感の先取りがイベントの成功にもつながってきたのではないかと感じます。
思えば、トイレ掃除も似たような効果があります。
トイレ掃除のように手軽に得られる達成感は、日々の心構えやモチベーションをフラットに保つことができるように思います。

カオスな書斎のワケ

さぞかし、几帳面な人なのだろうと想像される方もいるかと思いますが、自分の書斎はというとカオス!
いくつもの世界が交錯し合う迷宮状態でした。
なぜそうなのかというと、複数の職種を掛け持ちし、365日24時間営業中(睡眠時間除く)につきリセットができなくなっている状態だったから、とでも言っておきます。
12年間に蓄積していったものは、本・雑誌、データCD、書類、画材、パソコン。
デスクトップ型パソコンは2台、ノート型パソコン2台になっていました。
バージョンが古くても処分しないでおいてありました。

机の上には、去年の夏のイベントの資料がまだ置いてあります。
床の上には、棚に収まりきらなくなったデータCDやいくつものカバン類。
ここ数年で、参加する会議体が増え、会議体ごとのカバンを増やしたためです。
会議資料や研修会資料もどんどん増えました。

やるべき時には、時間も人も得られる

そして今年3月、この12年間放置してきたカオスな書斎をついに整理整頓することを思い立ちました。
きっかけは、一連の新型ウイルス騒動で、予定していたイベントが次々と中止になっていったことからです。
ここのところ、イベント中止にあたり各所に文書を出すなど対応に追われましたが、やることよりやらなくていいことが増えたため、時間ができたのです。
幸いにも、やはり同様に「イベントが全部なくなった」と途方に暮れて大学生の次女が帰省してきました。
やるべき時には、必ず天の助けがやってくるように、次女がこの迷宮の解決に一役買ってくれることになったのです。

片付けのエネルギーの使い方

片付けは、一番面倒なところから始めます。
面倒なことは、エネルギーがあるうちにやっつけます。
私にとって面倒な整理は「書類」
必要なものと、もういらないものをより分けます。
辛抱強く、大量の書類と向き合うこと1日がかり。

ファイリングしてきた分厚い会議記録。
「誰が見返すのだろう。全部いらないじゃん。」
10年前のイベントのタイムスケジュールなどの記録を見て、
「これ、もう同じことやらないよね。全部いらないじゃん。」
研修会の資料を読み返し、
「面白いか、面白くないかを基準に見ると面白くないな。」
と面白くないものは処分。ほとんど処分。

本当に必要なものは、わずか

そんなこんなで、残った書類は、わずか10分の1ほどになりました。
驚きと共に爽快。
「大事、大事」とこれまでファイリングしてきたことは、ファイリングすることに満足してただけなのだろうとわかりました。

よくわからないから全部取っておこう。
そうして、たまりにたまっていった書類たち。
書類の整理は、本質を見ることがいかにできるかを問われました。

捨てちゃいけないものまで捨ててしまってはならないけど、本当に必要なものは本当にわずか。

パソコンのデータ保存しているものも同様で、いらないものであふれているはず。いや、これこそ放置し続けている手ごわい迷宮です。

この続きは2で。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?