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離島への旅 1日目

松山のいいところのひとつは、街から空港までが近いところだと思う。
家からだと、バイクで15分ほどあれば着く。
出発の20分前までに搭乗手続きを終えていればいいとのことだったので、ギリギリに行けばいいかと思っていたのだが、久しぶりの海が待ちきれずに1時間前に着いてしまった。
結果としてこれが良かった。

飛行機には、本当にたまにしか乗らないので、行くたびにいろいろシステムが変わっていて驚く。
今回は、「預ける荷物も、本人立ち会いの元、検査が必要」になっていた。
検査待ちの長い列ができている。
待ちきれない自分でよかった。
危うく乗れなくなるところだった。

時間短縮のために、すべての荷物を機内持ち込みにしようとしていたのだが、さすがに遊び道具を詰め込んだ荷物は無理だった。
検査で測ったら14.56kgと表示されている。
昨日より増えているのは、ウエットスーツと水着を入れ忘れていたのに気づいたからだ。

私ってば、そんな大事なものを忘れてどうするつもりだったのか。
そんなことになったら、誰もいないところを狙って全裸で潜るしかなかったと思うが、背中の日焼けはとんでもないことになっていただろう。
気づいてよかった。

ところで、私は飛行機に乗る時、楽しみにしていることがある。
それは、クラーケン現象だ。
これまで一度だけ見たことがあるのだが、飛行機の影が雲海に映り、その周りを取り囲むように七色のリングができていた。
気象条件とフライト時刻、さらには窓の位置によって、見えたり見えなかったりするものらしいので、あの時はかなり運が良かったのだろう。
気づいたら眼下に虹の輪があり、綺麗だなあとボーっと見ている間に消えてしまった。
いつかカメラに納めたいと、飛行機に乗るときは常に窓側の席を予約しているのだが、あれ以来一度も見たことがない。

おそらく今日も見えないだろう。
雲は筋雲だし、太陽はほぼ真上にある。
それどころか、先ほど機内アナウンスでは
「沖縄上空には雷雲があり、揺れが予想される」
と言っていた。
おいおい、なんてこった。

それだけではない、持ってきたカメラの電池が10枚写真を撮っただけで切れてしまった。
昨夜、フルに充電してきたというのに。

これは、那覇でカメラ屋を探して、電池を見つけるか、カメラをまるっと新調するか考えなくては。

やはりどこかで思いがけない出費が発生して、トントンになるようにできているのだなあ

**連続投稿806日目**

⭐️トップの写真は、友達が住んでいる徳之島ではないかと思って、撮影したもの。

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