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離島への旅 6日目

昨日「耳への負荷が心配です。これ以上のダイビングは無理です」とインストラクターさんから宣告され、シュノーケルのソロ活に切り替えた私。
今日は、座間味と言ったらここ!「古座間味ビーチ」に向かう。

上の写真の右手にチラリと見えているのが、古座間味ビーチ。
正面は無人島で安室島という。
衛星写真では、繋がっていて徒歩でも渡れそうなのに、地形が変わって早い流れが入り込んでいるのだそうで、今は船でしか渡れない。

古座間味ビーチのどこがいいって、浜から泳いでいけるところに大きな根がいくつもあるところだ。
珊瑚やカラフルな熱帯魚が見放題なのである。
もちろん最優先はウミウシ探しなのだが、ウミウシの大家・小野篤司先生もおっしゃっている。
「ウミウシが見つかるのは運でしかない」と。
運が良ければ見つかるし、悪ければ見つからない。
経験と努力と根性で発見の可能性を高めることはできても、確実に見つけることは難しいのだ。
そういうものだと諦めて、他の綺麗なものを撮ることにした。

こうしてみると、私は「ぶつぶつしたもの」「同じような形が不定形に並んでいるもの」が好きらしい。
珍しい熱帯魚には、さほど食指が動かない。

ニモ!(カクレクマノミ)
出てきたな、と思っても
すぐ隠れてしまう

そうして、3時間ほど珊瑚の間を彷徨っていると、運が向いてきた!

何これ、何これ?
昨日見つけたコールマンウミウシに似てるような気もするけれど?

再登場!コールマンウミウシ

アップにしてみると、触覚らしきものはあるけれど、ウミウシのそれとはかなり形が違う。
二次鰓(お尻の方に咲いた花みたいなヒラヒラした部分のこと)もない。
困ったら「世界のウミウシ」さんに確認だ。

えー!ヒラムシ?
そんな生き物もいたなんて。

「ヒラムシ 水中に舞う海の花びら」

と思ったら、小野篤司大先生も本を書かれていた。
ヒラムシって、海岸の岩をひっくり返すと付いている、あの平たくてペトッとした生き物のことだよねえ?
こんな綺麗なものもいたのか。
海は、本当に知らないことばかりだ。
だから面白い。

**連続投稿811日目**

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