マキでわかすお風呂のついでに焼き芋をやいてみた話

海士町という離島で主夫をしているものだ。4人家族だ。
築30年ちょっとのお家に住んでいるが、お風呂を沸かすのにマキのボイラーがついている。
うちが住むにあたり石油給湯器を設置したので、灯油でもお風呂はわかせる。
言うなれば、うちのお風呂は灯油とマキのハイブリッドだ。だいぶ昔の時代のハイブリッドではあるが。

お風呂はステンレスの風呂桶。その風呂桶に2つ穴があいていてそこがボイラーに通じている。ガスで沸かすお風呂の場合、そこがガス給湯器に接続されているのだろう。うちではマキ窯につながっている。マキ窯は外にあり、マキをくべるには外にいかなければならない。玄関とは180度真裏のところにある。

マキがなくとも灯油でお風呂をわかせる。マキがあれば灯油がなくともお風呂がわかせる。海士町は離島なので灯油が高い。4月くらいは1リットルあたり125円であった。11月にはいって135円に値上がりしている。マキは森とかで収集したらタダである。

うちがマキで沸かすお風呂で、けっこな頻度でマキでわかしているというのは近所に知れ渡っている。そしたら、なにかと面倒をみてくれる方が、マキをいるか?と聞くのでいると答える。どうやら別の地区で住宅をリフォームする際にたくさんの廃材があるのでそれを運んでくれるという。願ったり叶ったり。たくさんのマキを手に入れることができた。

画像1

写真、左にある四角いものが石油給湯器だ。右にあるのがマキをいれる窯。この窯には灯油をつかって燃焼をたすける機械もついていたけれどこわれたので取り外した。取り外したところは穴になったのでシーチキン缶でふさいでいる。

で、説明するまでもなく写真中央がマキの山。建築物の廃材なので釘がやたらとついている。普通なら捨てるしかないのだろう。そこを私がひきうけたというわけ。燃やせばエネルギーになるので助かる。釘は灰になってから取り除けばもんだいない。ざるをつかうか磁石をつかって取り除こうかなと思っている。この前、手作業で灰から釘を取り除いたらわりと手間だった。

お風呂にするのにだいたい160リットルくらいの水をわかしている。マキを4~5本くべるのを3回くらいやればあっつ~いお湯になる。マキの炎はすぐに消えたりしないのでお風呂がずっと熱い状態になる。温泉みたいになる。寒くなった季節、これがかなりいい感じ。正直、あついお風呂に入るだけで幸せになれる。

マキは長いものもたくさんあるので切る必要がある。たまたま今回は廃材がもらえたけれどもらえなかったら森で落ちている木とかを拾ってきて切ることになるので、思い切って電動ノコギリを買ったところ。

画像2

電ノコはむちゃくちゃ便利であっという間に木をきることができる。

マキタ。電動ノコギリをレシプロソーという。ケース付き、バッテリ充電器付きで買ったのでわりとお高くついた。けれどずっと使っていくものだということで覚悟して買った。後悔はしていない。

そしてこの時期はさつまいもがたくさんとれる。
さつまいもラッシュだ。
さつまいもをけっこうもらった。
で、思いつく。焼き芋をつくったらどうかな、と。

画像3

マキ窯の中にアルミホイルでいもをくるんでつっこんでおく。
これならお風呂をわかしつつ焼き芋も食べれて一石二鳥。

画像4

ただ、アルミホイルは二重でまいたほうがよさそうだ。
これは一回まいただけなんだけど、こげてしまった。ぱさついてもいる。

画像5

うーん、いまいち。
その前は、アルミホイルを三重くらいにまいたものがあって、それはとても成功した。けれどアルミホイルがもうないので今回は一回まきであった。

画像6

これが成功したときのやきいも。ねっとりとしていてものすごく甘い。
さつまいもはまだまだあるので焼き芋をつくっていきたい。
アルミホイルはもうあまりないので買い足さなきゃなー。


もしよろしければサポートいただけたらこれ幸いなりと。