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ラテンアメリカのマクドナルドが家庭ゴミをトレイにリサイクル

ラテンアメリカ最大のレストランチェーンであり、世界最大の独立系マクドナルドのフランチャイジーであるアルコス・ドラドス社は、現在マクドナルド店舗で使用しているプラスチック製トレイをより持続可能な素材「家庭ゴミからリサイクルされた素材」で作られたトレイに切り替えることを発表。

本プロジェクトは、イスラエルのUBQマテリアルズ社との協業にて実現。UBQマテリアルズ社は、家庭ごみをバイオベースの熱可塑性プラスチックに変換する技術で特許を取得しているイスラエルの企業です。

一般的なリサイクル工程ではきちんとゴミを種類別に分別する必要がありますが、同社の技術は高度な分別を必要とせず、生ゴミ、紙、段ボール、プラスチックなど、あらゆる種類の廃棄物を処理可能な点にあります。

今回のプロジェクトの第一段階では、UBQのリサイクル素材で作られた7,000枚のトレイが、ブラジルの20の州都にあるマクドナルド30店舗に導入され、プラスチック製のトレイに置き換わる予定だそう。

分別されていない家庭ゴミのリサイクル、石油由来ではないプラ製造、といった点において今回の取り組みは非常に画期的であると言えます。今後、この素材で作られた製品を、どのように回収していくか、という点まで考慮できれば非常に良いのではないかと思います。



こんにちは。ベトナムのホーチミンに住んでます。Pizza 4P'sというレストランのサステナビリティ担当です。