スターバックスが再エネ推進とリジェネラティブ農業への支援をコミット

今年1月にスターバックスは長期的なサステナビリティ戦略として「リソースポジティブ」な企業となると発表を行いました。本発表はスターバックスのチーフ・サスティナビリティ・オフィサーに就任した元リーバイスのマイケル・コボリ氏を起用した直後に発表されました。

リソースポジティブな企業となるための完全なロードマップはまだ公開されていませんが、その一部が先日12月9日に開催されたインベスターデイにて発表されました。

再エネへのシフト

同社の新たな再エネへのシフトの一環として、バージニア州の太陽光発電所と仮想電力売買契約を締結することにより、2022年までに米国内の同社が運営する焙煎・飲料製造拠点の電力消費量の50%をカーボンオフセットする計画を発表。

リジェネラティブ農業の支援

スターバックスはDairy Net Zero Initiativeを支援する意向も発表。このスキームは、エンドユーザー企業と酪農家やその他のサプライチェーンのステークホルダーを分野横断的に結びつけ、低炭素型農業の推進と、水の効率的管理の改善することを目的としているものです。

また、Global Farmer Fundに5,000万ドルの投資を行うことを決定。このイニシアティブは、世界中のコーヒー農家が、水の消費量、肥料、農薬の使用量、温室効果ガス排出量を削減しながら、土壌の健康と収量を向上させるために、より持続可能な農法を採用することを支援するものとのこと。

さらに、消費サイドでの取り組みとして、米国のスターバックス全店でオートミルクの取り扱いを開始することを発表。店舗ではすでに豆乳やアーモンドミルクが販売されていますが、オートミルクはそれらと比べて生産に必要な水の量が少なく、森林破壊のリスクが少ないため、より持続可能性が高いと考えられています。


こんにちは。ベトナムのホーチミンに住んでます。Pizza 4P'sというレストランのサステナビリティ担当です。