とさ立志塾

こんにちはmote_surfです。

先日観た、NHKの【未来の学校】という番組では、不登校の子供が全国で30万人おり、現在の公教育の在り方が問われているといったことでありました。

その中で、韓国のフリースクールやフランスの不登校の子供達をケアするコーディネーターの紹介などがあり、日本にもこういった多様化した取り組みを行っていけば良いのではないかという議論がなされていました。

私もそう思います。

その中で、信州大学の先生が【Agency】というワードを紹介していました。

【Agency】とは何かというと、『目まぐるしい世界の変化の中で、自ら考え行動し、切り開き、生きていく力』とでも要約しましょうか、そんなワードです。

私も、子供には正にAgencyを身に付けてもらいたいと思い、自分の考えを押し付けず議論するように心掛けています。

たまに怒ってしまいますが…

さてさて、前回のnoteで書きましたが、学校の成り立ちは戦争に勝つための人材育成の場として生まれた可能性が高い事がわかりました。

それは『生きる』という事が『戦争に勝つ』とほぼイコールで、最も優先度が高い状況であったから、生きるための準備として学校で苦しい思いをしながら生き抜いていたのだと思います。

しかし、現代においての『生きる』は『戦争に勝つ』と結びつきません。そして、良い大学に入って良い企業に入って良い暮らしをするなどという、『競争社会に勝つ』とも結びつかない時代が来ています。

『学校』の存在意義は今と昔で全く違うことをまずは明確に理解しておく事が重要だと思います。

では、現代の『学校』の存在意義は何でしょうか?

これまでの、「戦争に勝つ」、「競争社会に勝つ」といったものは「他者より優位に立ちたい」といった本能的原理から発生しており、「他者より優位に立ちたい」は基本設定として今後も無くならないでしょう。

私が考えるに「学校」は「他者より優位に立つ」ための準備機構である事は今後も変わらないと思います。

では「学校」はこれまでと変わらないのか?

変わると思います。

なぜなら、今起きているのは単一世界から複雑世界への転換だからです。

少し難しくなってきちゃいましたが、要するに「さまざまな価値観を認めあえる世界になってきた」という事です。

これまでは生きる世界は1つでした。

社会通念が支配してしまう1つの世界でした。

非常に強い価値観で、他を排除するような世界でした。

しかし、これからは全く異なる世界が存在し、その中で生きていける時代です。

世界相対性理論とでも言いましょうか。

1つの社会通念の崩壊です。

1つ価値観の崩壊です。

自分に合った世界

自分が納得する世界

自分が好きな世界

この世界の中で生きる事が

可能となってきたと思います。

こういった世界に対して「学校」の存在意義は?

シンプルな結論は

『複雑世界で生きるための準備機構』
『生きたい世界を見つける準備機構』
『生きたい世界で生き抜く準備機構』

だと思います。

私の場合、未だに自分とは何かが分かりませんが…

とさ立志塾

とさ立志塾は、高知県いの町の山間部、神八川地区にある自然に囲まれたフリースクールです。

私は単なるサラリーマンですが、このフリースクールには未来の学校として、複雑化した世界に迷い込んでしまわぬよう、自分をしっかりと見つけ羽ばたいていく場所になるんじゃないかと期待しています。

新しい取り組みには困難が付き物ですが、頑張っているスタッフや子供達や大人達を応援し続けていきたいと思います!


現在、クラウドファンディング真最中〜🎵

応援よろしくお願いします!

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