見出し画像

月刊モー 〜谷底に潜むUMAたち〜

世田谷区、三軒茶屋のシェアハウス・モテアマスには”谷”が存在する。前人未到の秘境・”谷”。そこには得体の知れない謎に包まれた人物が暮らしているという伝説があった……

北欧神話の神

スウェーデンにはウルという名を持つ狩猟・弓術・決闘の神がいる。彼は呪文を刻んだ骨を船として海を渡る魔術師であり、ユーダリル(イチイの谷)に住む。

スキーを履いて弓をもつウル

谷という過酷で足を踏み入れることの叶わない場所には、神秘に近しい存在が確認されることがある。
平地であるはずの三軒茶屋に突如として現れた”谷”。我々はそこに住むと噂される謎の生命体を追った。

三軒茶屋のインド

インドの地理は多様性に富み、山岳地帯・砂漠・平野・雨林・丘陵・高原とさまざまである。三軒茶屋のインドと呼ばれるモテアマス三軒茶屋もまた多様な地形を擁している。そこに暮らす神秘生物と環境を見てみよう。

まずは基本的な地形を確認だ。

二階の基本形態

長方形に広がる空間。ここに生物たちはさまざまな生態系を築く。

高原地帯

シンプルな環境

最近棲みついたとされるUMAの住処だ。驚くべきことに4台ものモニターが並ぶ。

MacとWindowsで1セットずつあるらしい。机も広い。ベッドは160センチ程の長さで既製品には無く、特注品であるそうだ。この横辺(短辺)に寝具を置くことは難関であるため、かなり空間を有効利用できている。

ゴルフバッグを発見
パリピUMA

UMAとの接触に成功。満面の笑みで快く取材に応じてくれた。

高山地帯

標高の高い急斜面で育ったコーヒーの木。そこから採れる豆を焙煎して生きているUMAがいる。

コーヒー豆に囲まれている
大量の段ボール

段ボールとコーヒー豆の間を掻い潜って進むと作業スペースが。コーヒーを嗜みながら作業ができる優雅な環境がひっそりと存在していた。

唯一不可侵のエリア

そこかしこにモノが置いてあるがコーヒーを淹れる空間だけは整っている。

珈琲UMA

捕獲したUMAに話を聞くと、過去最高に整頓されているとのこと。何やら別のUMAに金銭を支払って片付けを手伝ってもらったようだ。

丘陵地帯

さて、その片付けのアドバイザーをしたUMAは一体どんな環境に住んでいるのだろうか。豊かな丘の上に暮らすUMAに直撃してみた。

高く聳え立つ
珍しい布団派

UMAにここの売りは何かと尋ねると、にこやかな笑みでそっと自分の胸に手を置いたのだった。

おっぱいUMA

穏やかな人格からは計り知れない変態さを隠し持っているようだ。

湿地帯

階段を登ると湿度も暑さも増していく。汗だくの我々を待ち構えていたのは洞穴のような住居だった。

リッチUMA

どことなくほの暗い部屋の奥にはさらに空洞が。

3階だけに存在する穴
雰囲気のある作業場

吊るされている電球も雰囲気に合っていてまるで探検家になったような気分だ。

天岩戸

狭い廊下の賑やかな声に惹かれてUMAが出てきた様に、天照大神と天鈿女命の逸話を感じずにはいられなかった。

都市部

人々が住む都市部にもUMAは暮らしている。薄暗い曲がりくねった路地裏を進んでいくとなにやらいかがわしい香り…ふと辺りを見回すと今まであった街の喧騒は消えていた。妖しさを全身に感じながらも目の前の光る扉に手をかけるのだった。

じつはまじめUMA

ピンクの照明に彩られた空間に佇むUMA。急に来られても困るよおと漏らしている。

いかがわしいライト

なんとこの空間には光がこれしかないらしい。24時間365日ずっとピンクだ。恐ろしい忍耐力である。凡人である我々は三日と経たずに発狂してしまうだろう。

だるまは見ている

また妖艶なムード満点のこの部屋だが、空間の片隅にはだるまが目を光らせている。仏教で色欲は捨てるべき欲。この雰囲気に耐えられるか常に監視しているのだ。

出入口にはトラップも
家主ではない何者かの写真


いよいよ我々は未だかつて人の立ち入ったことのない秘境・”谷”に一歩踏み入れた。おどろおどろしい雰囲気と妙な冷気が流れ出す道を歩き出す。もう後戻りはできない。そこにそれはあった。

物多(ブッダ)

光も差し込まないほどの暗く冷たい空間にそのUMAの住処はあった。日光をひどく嫌がるため、常に空間は薄暗がりに満ちており、壁面に高く積み上げられた服やアイテムの隙間に寝所がある光景はまさに”谷”であった。
ぼんやりと照らすのはダウンライトの灯りと43インチTVのブルーライト。いかにも不健康な空間に似つかわしい不健康そうなUMAが出てきた。

推しのブルーライトを浴びさせられた取材陣

残念ながら本人の写真はNGだったが、彼女が祭壇と呼ぶものを見せてもらうことができた。

ぽえーん

色々ありすぎて記載が追いつかないため、気になる諸君は詳しくは彼女に直接聞いてみると良い。わずかな光が差し込んだ瞬間に見えた彼女の表情は恐ろしいほどに笑顔だった。

虚な瞳に映る物は





Special thanks!
サムネ&ロゴ 小林せいやくん


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?