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6年前の夫の状態(統合失調症)

私が導き手の方と出会ったのがおよそ7年前、
そして、同年の秋から月に一度の教会でのバイブルサロンがはじまりました。その頃の夫の状態についてお話したいと思います。

産後、私は育児などで手一杯で
夫のことを気にかける余裕が全くありませんでした。
その中で当時の夫は寝ていることがとにかく多かったと思います。
薬をのみはじめてから考えられなくなったとよく言っていました。
本が読めなくなり、思考停止してしまったと。
そんな夫が急にパソコンで生放送してみようかなと言い出し、放送をするときには部屋にこもり、自分の世界でのみ生きていました。
そんな夫を横目に私は息子のおむつを変えたり、寝かしつけたり、とにかく息子のことばかり考えていたんです。
一つ屋根の下に住んでいてもまるで別居しているかのようでした。
私は生放送のことばかり考えている夫に対し、「少しは育児も手伝ってよ」と言うと、烈火のごとく怒り出し、
「今のオレにはこれしか楽しみがないんだ!邪魔するな!!」と言いました。

夫は怒りのコントロールができませんでした。
スイッチがパチッと入ったように急に怒り出し、そうなると怒りのコントロールができず、怒鳴りつけたり大きな声でわめくので、私は息子を連れて外に避難したこともありました。
私の言うことには全く耳を貸さなかった夫ですが、友達に内緒でしていた生放送が見つかり、見た事のない夫の姿にショックを受けた友達が、頼むからやめてくれと夫にわざわざ我が家まで来て言いにきたのです。あれほど固執していた生放送を夫はあっさりやめました。
私は正直ホッとしました。
とりつかれているように生放送の話しかしなくなっていたので・・・

それから我に返ったように、元の夫に戻りました。元の夫というのは、薬をのみはじめて大好きな本を読めなくなった夫です。
思考停止してしまった夫です。
薬を飲みたくなくて嫌々飲んでいた夫です。
一日の大半を布団の中で過ごしていました。

救いだったのは、生放送をやめてくれと言ってくれた夫の唯一の友達の存在でした。その友達の息子さんと我が家の息子が年齢が近いというのもあり、その友達が夫と息子を時々遊びに連れ出してくれていたのです。
私からするとこれは本当にありがたいことでした。
夫から出かけることはなく、友達を誘うこともなかったので、一方的にいつも誘い連れ出してくれる友達に対して、神様はどんな人にも必要な人を与えてくれるんだなと思いました。
この関係は今でも続いています。

このような夫の状態から、今では一日中寝ていることがほとんどなくなりました。息子の面倒もよく見てくれています。
現在も通院し、薬も服用しています。
この7年間の間には本当にいろいろなことがありましたが、
夫も少しずつ変化していっています。
神様は間違いなく共におられます。

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