子供たちにあふれた感動
「バスが来ましたよ」この一言が、病気で全盲となった山崎さんの通勤を10年以上支えました。声をかけたのは山崎さんと同じバスで小学校に通う、さきちゃん。そして、さきちゃんが卒業してもその声掛けはさきちゃんの妹や他の子へと引き継がれ、続いていきました。
10年以上にわたって続く小さな親切のリレーの物語 この物語が実話であることがさらに感動を深めていきます。
今年度、最も感動的な物語の一つ
子供たちは、まるで自分の身に起きたことのように感じ、そして、その場面を自分に重ね合わせ、同じような小さな親切が自分にもできるのではないかと思わずにはいられない そんな本です。
小学生たちが失明した男性のバス通勤を手伝い、その優しさが子供から子供へと受け継がれていく様子は、まさに心温まるものです。
また先生から「良い本をありがとう〜」と感想をいただくのもうれしいものです。