【備忘録的下書き投稿】精神科に初めて行った話

 自分のメモとして、どうせ書くならと思って公開もしてみます。

 私は昨年度の冬辺りから精神面の健康が芳しくない。はじめの理由は学校に関する色々だったはずだ。当時の私は授業でかかわる教師の大半に心配されるような状態だったらしい。実際にしんどくてスクールカウンセラーの先生によるカウンセリングも担任の助言で受けていた。

 そんな中で3月に一度母親に相談をしてみた。うつっぽいから精神科を受診したいと。しかし、返ってきた答えは保険に影響が出るから連れて行かないといった内容だった気がする。あまりにもショックで正確な内容は覚えていないが保険を理由に断られた。それ以来私は親を信頼できなくなった。強制的に長期間引きこもりのような生活になり一度は精神状態は回復したものの、元通りの生活になったらもう駄目だった。休暇の間のしわ寄せもあるし、本来なら順を追えていたのかもしれないことも駆け足で進んでいった。2年生になった今年より新たなプログラムの始まるコースに在籍しているため仕方がなかったとも言えるのだが徐々に精神状態は悪化していった。先に述べた両親であるが、コミュニケーションもままならない私を心配するそぶりはほとんど見られなかった。手一杯だったこともあって、拒絶された精神科へ行きたいという希望はもう伝えられなかった。

 精神科を受診できたきっかけはつい最近のことであるが、母親と冷戦のような状態が発生した。理由は私が母親の言葉を無視したかららしい。私には声をかけられた記憶は無い。謝る気もなく一週間ほどお互いに無視が続いていた中、あることがあり父親を通して話すことになった。泣き叫びながらの訴えに両親は私を精神科へ連れていく必要があると考えたらしい。よく知らないけれど。

 それから数日、土曜日に初診を終えた。連れていかれたところは田舎の中ではレビューの評価が高いメンタルクリニックだった。先生と話すのはつらかった記憶がある。始めに困っていることなどを予め書いていたのだが、私はチェック項目の他に「言語能力の低下」を挙げていた。元々文章に触れることが好きであったがおかしくなり始めた頃から文章が思うように読み書きできなくなっていた。だから表記していたのにも関わらずよくわからない人を例に挙げて長々と話しをされた挙句に言われたのは「まだ若いから成長途中で一旦退化しているのかもしれない」といったようなことだった。私は涙を堪えるのに必死だった。だが、カウンセリングを求めてここへ来たわけではないので半ばあきらめて話を聞いていた。診察の最後には頭を働かせる薬として3種の薬を処方された。どんな薬かそれしか伝えられず、うつであるとも明言されなかったため肩を落としたのだが、後ほど見てみればその処方された薬は立派な抗うつ剤であった。先生との相性はよくないなと感じた初診だった。

 薬に関しても書きたいと思う。飲み始めて今日で2.5日目であるが明らかに副作用を感じる。処方された薬は、サインバルタ・ジェイゾロフト・ベタナミンの3種。どれも検索をかければいくらでも情報が出てくるので気になる人は調べてみてほしい。この中でも問題はサインバルタとジェイゾロフトの2つなのだ。ジェイゾロフトは夕食後服用ということで土曜の夜にさっそく飲み始めたのだが翌日の日曜日は常に気分が悪かった。吐きそうな何かがこみ上げてくるような感覚である。日曜日は遅く起きたためそれも影響があったのだろうと思っていたのだが今日も気分が悪いのでおそらく副作用だろう。この2つの薬にはセロトニンに影響し、その影響で吐き気を催す可能性があるという記述は様々な所で簡単に見かけられた。1~2週間で身体が慣れるらしいが常に気持ち悪いというのは案外しんどい。そしてもう1つのベタナミンに関しても困ったことがあった。これは睡眠障害にも使われる眠気を覚ます薬であるらしい。そのことは軽く調べて知っていたが頭から抜け落ちていた。そう、日曜日に遅く起床した私は朝食後服用の分の薬を昼前に飲んでしまった。このことにより、朝に飲んでいれば寝る前に効果が切れていたであろうベタナミンの効果が深夜まで続いた。日付は月曜日の4時半まで寝ることができず、睡眠時間は2時間半ほど。それに加えて月曜は月曜でベタナミンを朝に服用したため眠いのに眠くない化け物が誕生してしまった。服用方法に気を付けなければ身体を壊す可能性があると感じた経験だった。

 以上のように副作用というか薬によって受けた不利益を挙げたわけだが、よかった面もある。ひとつは日中の眠気がほとんどなかったこと。当たり前といえば当たり前であるが眠くならないのは私にとって大きかった。ふたつめは”抗うつ剤を服用している”ということからの安心感。これはあまり良くないのかもしれないが、このことにより少し前向きな気分になれた気がした。

 服用を始めて数日の感覚はこんなものだ。ひとまずは絶望的な副作用が出なかったことを喜ぼうと思う。タイプしている現在も気分は悪く、消化器官が裏返って口から出てきそうな気分であるが、このことによって食事量が減少した。間食は摂りたいと進んで思わなくなったことや食事も沢山食べたいと思わなくなったことが大きい。過食気味であった私は偶然にもそれを改善する機会を得たように感じた。拒食症になる前に体質が安定すると信じて社会不適合者から抜け出せるようにいろんな面で頑張っていこうと思った。

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