見出し画像

私のファッション遍歴

古着について長ったらしく語るとただのウンチク博士みたくなるので、あまりしたくはないってのが本音でして、常に「古着!古着!」と毎日言いまくるのもそれはそれで違うよなぁとも感じる今日この頃であります。

今回は、「私のファッション遍歴」と題しまして、ファッションに興味を持つようになったキッカケや、古着との出会いについてストーリー形式で語らせて頂きます。


それでは、さっそく。


ファッションに興味を持つようになったのは、確か小学校5年生くらいの頃でした。
今まで変な柄のスウェットとか、無地のスウェットくらいしか持っていなかったので、親に話して近所のデパートに私服を買いに行きました。


もちろん服の選び方なんてよくわからないから、なんとなくの感覚で水色と白のボーダーみたいなヘンテコな柄のハイネックのスウェットみたいなものを買ってもらった記憶があります。


(たぶんこれが自分で初めて選んだ服だと思います)


私には姉がいるのですが、
姉は元々ファッションが好きでした。
その影響で服に興味を持つようになりました。


中学生の頃にヴィンテージ古着が爆発的に人気になりました。(最近では第一次ヴィンテージブームと言われています)
当時はお金がなかったので、雑誌を買って古着に関する情報を集めていました。

(懐かしい…)


Levisのデニム
Red Wingのブーツ
G-SHOCK
アルバスプーン
データバンク
NIKEのスニーカー
Goro'sのネックレス



当時は中学生だっただけに、わかりやすく人気なアイテムに憧れていました。


高校生になっても、まだ古着を買うことはできません。バイトもしていなかったから、お金はありませんでした。でも相変わらずアメカジには興味があり、よく雑誌を買ってファッションに関する情報を集めていたことを覚えています。


社会人になって、お金を稼ぐようになり、自分のお金で服を買うようになりました。その時はそれほど古着ブームではなかったので、当時流行っていたストリートファッションが主流でした。いま思えばかなり変な格好をしていたと思います。笑


20代半ばに差し掛かり、ファッションに関する捉え方も徐々に変化していきました。


若い頃は、わかりやすくインパクトのある服が好きだったが、徐々に地味なデザインの服を好むようになりました。このへんの趣向の変化は多くの人に当てはまる気がします。


どんな変化があったのかというと、

派手なものより、地味で味わいのあるものを好むようになりました。


例えば
黒地に黒刺繍のジャケット
紺色の無地のジップアップパーカー
白地で変わった形のシャツ
Barbourのオイルドジャケット
ワンポイントロゴのジャケット


どんな組み合わせにも使いやすいデザインを好むようになりました。全体の統一感を意識するようになったんですね。


ある日、古着屋を知ることになります。中学生の頃に流行っていたけど、当時はそこまで古着に興味があるわけではありませんでした。


確かその時は、ライダースジャケットや、デニム、ジャラジャラのウォレットチェーンとか、アロハシャツとか、エンジニアブーツが好きでした。


新品のWESCOのブーツを買ったり
ルイスレザーのライダースジャケットを買ったりしていた。


個人的にファッション歴だけは無駄に長かったので、そういうマニアックな路線に徐々に進んでいったのだと思います。


そんな時出会ったのが、ヴィンテージ古着でした。


はじめは聞いたことも見たこともないブランドやデザインで、古着の良さに気づくことが出来ませんでした。


ボロボロのtシャツが10万円で売っていたり、
色褪せまくって白くなりかけているデニムが30万で売られていたり
「こんなの誰が買うの?何が良くて買うの?」
と言った感じです。


あまり意味は分からなかったけど、わからないなりに買ったのがPENDLTONのウールのカバーオールだった気がします。



古着について詳しくはなかったけど、PENDLTONというブランドは知っていましま。


そこからポツポツと古着屋に通うようになりました。
古着屋って独特の雰囲気があって、入るまでに勇気が必要でした。


何も知らない頃はいいんだけど、徐々に知識が身についてくると
「あ、今日の服装は新品が混ざってるから古着屋に入ると浮いちゃうかもな」
みたいな感じで、全身古着で固めていないと気持ち悪さを感じるようになる訳です。


数ヶ月〜1年くらい古着屋に通うと、全身のコーディネートが古着だけで固まっていくようになりました。


帽子や、トップス、デニム、ブーツ、ベルト、ウォレット、ネックレス、バングルなどなど


気づいた頃には上から下までAllヴィンテージ古着だけにわかりやすくなっていました。


当時はそれが心地よかったみたいです。


脚繁く通ううちに、古着屋の店員とも中良くなったりして、古着について詳しく教えてもらえる機会も増えました。


ショーケースの中に入っているスペシャルヴィンテージ古着を机の上に上げて見せてもらえるようになったり、試着させて貰えるようになりました。


その特別感がすごく嬉しくて、徐々に高額な古着にも手を出すようになりました。


自分の場合は、古着を着ててカッコいいと言われたいとかそういうのではなく、古着を着て集めて満足感に浸りたいし、あの特別感をもう一度味わいたい的な欲求が芽生えていたと思います。


デッドストックのデニムを1からおろして自分だけの色に育てていったりするのが好きでした。
デニムに限らずウォレットとか、シャツとか、スウェットにしろ、デッドストックを好むようになりました。


今はほとんど手放してしまい手元にはないけど、また1から集めていきたいなあまたと古着熱が再発してしまい、悶々としております。笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?