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定年後フリーランスというもの

先日、田中靖浩さん著の「定年の壁」のこわしかた、という書籍を読みました。

定年まではサラリーマンとして働き、その後に、フリーランスとして働くという選択肢もあるよ、という内容です。

もちろん、フリーランスとして働くのは簡単ではないので、そのための準備をしっかりしないといけない。でも、フリーランスになる・ならないにかかわらず、大切なことがかかれているなと感じました。

たとえば、サラリーマン時代から定年後フリーランスまで持ち運べる、長期的にポータブルな名刺を作ろう、というところなど。

重大なヒントは自分の職業とは何か?よく考えることらしい。変わらない自分の仕事や信念。何を達成しようとしているのか。資格も同様。資格を通して自分はどんな仕事をしているのか、何を顧客に提供したいのか、ライバルとの違いはどこか。自分が力を入れたいところ、相手の立場に立って考えよう、といってくれている。

たしかに、○○会社の□□さん、ではない職業。
かつ、生涯を通しての職業。

その上で、商売の基本、
・売り物を用意すること
・買ってくれる顧客を探すこと
を考えよう、といってくれている。

たとえば、自分が八百屋さんをやっていたら、生涯、八百屋さん、といってもいいかもしれない。でも今はサラリーマン。こういう視点、大事と思う。

で、そのためには、自分のやりたいことを明確にすることがやっぱり大切、ということのようです。もし、明確にできない場合、自分の欠点や短所、我慢できないほどイヤなことは、その反対にお宝とも言える長所が隠れている場合が多いらしい。一芸に秀でたフリーランスは自分の欠点や短所を自覚してそこから逃げたタイプが多いという事実があるようで、参考になりそう。

あと、考えるうえでいいなと思ったこと。

・商売の二つの基本に対し、例えば、コラボによって具体化することが効果的というところ。自分だけのコンテンツをすべて用意するのは限界があるので、誰かと組むことで充実を図る。Bモード(やりたいこと)相性の良い相手を選びつつ、コラボでは「共演相手のBモードを引き出す」ことに全力を注ぐと相手がノッてきて、良いコンテンツになる、というのは、”確かに”と思った。

もうひとつ、行動するうえでいいなと思ったこと。

・すぐに始められることを始めておく。たとえば、
コミュニティ・メーカーへの一歩として勉強会に参加する。いつか文章の仕事をしたいと思う方は、書評でもエッセーでも、好きな内容を書き始める。写真が好きな方はたくさん写真を撮っておく。それが会社の仕事ではない「自分の仕事」の始まり。いつの日か独り立ちの日がきたときに公開できる「作品カタログ」づくりを始める。それが第2就活の重要な課題である、というのも、”確かに”と思った。

フリーランスへの道・7ヶ条

・第1条:サステナブルな自分名刺をつくろう
・第2条:「自分のやりたいこと」から売り物をつくろう
・第3条:偉ぶらずに参加できる場を見つけよう
・第4条:あこがれの人の近くでお手伝いをしよう
・第5条:みんなを巻き込んで幸せになる方法を考えよう
・第6条:聞かれたときだけ、啐啄同時に教えよう ・第7条:明日へ向かってムーンショットをもとう