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#元町の上で 荒川青のための本棚③「honeycombBOOKS*」

『愛がなんだ』『あの頃。』などの今泉力哉監督が東京・下北沢を舞台にひとりの青年と4人の女性の出会いを描いた群像劇『街の上で』。新型コロナウイルス拡大による上映延期を経て、ついに当館でも5/1(土)より公開いたします。公開を記念し、映画と合わせて映画館がある「街」を楽しんでもらうために近隣の書店や喫茶店の協力のもと、noteにてオンラインマガジンを刊行します。タイトルは「#元町の上で」。お店の人が観た本作の魅力、オススメの書籍やドリンクの紹介、さらに映画館スタッフによるお店へのインタビューなどで〈元町〉という“街”の魅力を伝えたいと思っています。映画も街もお楽しみください。


こんにちは。映画『街の上で』note企画、書店担当の林です。
公開までもう3日!参加書店で展開していただいている【荒川青のための本棚】のご紹介第3回です。若葉竜也さん演じる本作の主人公、荒川青のために並べられた本を手に取って、みなさんにも青くんを感じてもらえたら嬉しいです。


今回は【honeycombBOOKS*】さん。どんな本が並んでいるのでしょう?

青くんには文庫本のイメージがあると店主の佐伯京子さん。たしかにジーンズのお尻ポケットに文庫本を挿して街をふらふらしてそうです。「おしゃれで人から好かれそうなタイプなので、カジュアルで読みやすい軽めの本を」と選書してくれました。

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穂村弘や星野源のエッセイは、キャラクター的に青くんもどことなくシンパシーを感じていそうです。糸井重里や佐藤雅彦は尊敬する人に挙げそうな気も。松浦弥太郎や江國香織あたりはその時々で付き合っていた女の子からもらった本かもしれません(ああ、妄想がはかどる…!)。村上春樹は「カンガルー日和」と「うずまき猫のみつけかた」であるあたりに選書のコンセプトを感じつつ、池波正太郎や寺山修司がさりげなく並んでいるところがニクい!そして「ドラえもん[恋愛編]」には思わず笑ってしまいました。

青くんは「この本面白いで~」と気軽にすすめたくなるキャラクターだけど、面白くなかったときにはっきりとそうは言えなさそうだなぁと微笑む佐伯さんでした。


honeycombBOOKS*
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映画の感想と荒川青にすすめたい本紹介
インタビュー


※【荒川青のための本棚】は5/14(金)まで展開しています。販売状況により内容が変更となりますのであらかじめご了承ください。
また、新型コロナウイルス感染拡大状況により、店舗の営業状況や時間に変更が生じる可能性がございます。ご来店の際は事前にご確認ください。


映画『街の上で』元町映画館にて5/1公開

文責:林 未来(元町映画館支配人)

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