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バレンタインといえば、"チョコレート・スタートアップ"

バレンタインといえば、世間はチョコレート。皆さんにも、イチオシのチョコレートやスイーツ、これぞというものや、バレンタインにまつわる甘い思い出が色々あるのではないでしょうか。

バレンタインといえば、自分の場合、思い出すのはチョコレートではなく、あるスタートアップ企業。しかも、日本のスタートアップではなくカナダ・トロントの企業です。今ではこの話を誰かに語ることも少なくなりましたが、実は2009年に1年ほど、カナダ・トロントに滞在して社会起業家修行をしていました。

カナダ・トロントでの社会起業家修行では、身体ひとつで現地のNPO/NGOやスタートアップ企業に飛び込んでレジュメを撒き、現地の社会起業やスタートアップの界隈で実務経験を積む機会を探していました。

そんな中、ひょんなことから出会ったのが、Chocosol Traders(チョコソル・トレーダーズ)というスタートアップ。

Chocosol Tradersは、その名の通りチョコレートの製造販売スタートアップなのですが、特徴は、メキシコの土着の農家さんと丁寧に関係性をつくり、パートナーとして双方持続可能なやり方で自然農法のカカオを仕入れ、トロントの工房で丁寧に手づくりをしていること。彼らは、チョコレートを雑多なお菓子の一種として捉えるのではなくて、身体と心と自然(土壌)が幸せになる、れっきとした豊かな食べ物として捉えてもらえるよう市場に送り出し、生産者と消費者の関係性を紡ぎ直す挑戦をしていました。

私は、2009年の秋頃から半年弱、インターンとして働かせてもらってました。当時は社員3人とインターンやボランティアで、メキシコの農家さんから仕入れたカカオを丁寧に挽いて、チョコレート商品を作っては店舗やファーマーズマーケット等に売りに出していました。

(恥ずかしながら、当時の私の写真が見つかったので載せてみます。)
みんな元気にしてるかなと思い、久々にWEBをチェックしてみたところ、
スタッフ、増えてる!(3人→18人に!)

契約農家さんがいらっしゃるエリア、増えてる!
(メキシコのみ→メキシコ、ドミニカ共和国、エクアドル、グアテマラ、カナダ国内オンタリオ州の計5地域に!)

正直、いわゆるITスタートアップ的に、超速いスピードで成長拡大したというよりは、彼らの価値観を大事にしながら丁寧に頑張り続けて来た10年間だったんだろうなと感じます。そして、そこも含めて、昔一緒に働いたChocosolの皆さんっぽくていいなと思いました。

何よりも、Chocosolの皆さんがこだわって作り続けてきたチョコレートバーやホットチョコレートが、トロントの皆さんに10年も愛され続けきたんだなということに嬉しさを感じます。そして、いいことしているので買って下さい!という活動家的な売り方ではなくて、顧客と作り手と丁寧に対話し、プロダクトやデザイン、提供する経験の品質を純粋に高め続けてきたことが、10年経ってもChocosolが続いている理由なんだろうなと思います。
(パッケージなども独特のデザインでおしゃれですし、本当にチョコレートそのものの品質が優れています。トロントに行かれる方は、ぜひ立ち寄られてみてください。)

私にとってバレンタインは、チョコレートにまつわる甘い思い出というよりも、カナダ・トロントの職人的社会起業家とその仲間たちと一緒にチョコレートを作り続けた日々を思い出す節目の日になっています。
(まかない的にもらっていたホットチョコレートが本当に美味しかった。)

皆さんにとって、2019年のバレンタインは、どんなことに思いを馳せた日でしたか?

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川端元維 (innovate with)

人・組織・社会の変容デザイン事務所 innovate with代表。大阪に暮らし、世界と働く1児の父。渋谷区代々木上原で子を生み育て、2019年に大阪に帰ってきました。Well-beingな仕事と暮らしの実装をテーマに、個人・法人の優しさと力をつないで変化を生む仕事をしています。

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