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【写真展】山乃モトキ個展「ネガフィルム」

※本展示は終了時間を前倒しした時短開催を行います。(2021.1.7)

写真を撮ることでようやく私は世界の一員になれた気がする。寂しいや悲しいをネガフィルムで反転させて、嬉しいや優しいを受け取ってきた。

子供の頃は、ただただ世界に馴染めず生きづらかった。上手に大人になれなかったと自分を諦めるような感覚を、私たちは少なからず持っているかもしれない。
今回の展示ではそんなあなたと一緒に、故郷へ置き去りにしたあの頃の自分を抱きしめに帰りたいと思う。

■会期中のアンケートフォーム

https://docs.google.com/forms/d/1XVHQt88VjMYYbYfLFVWsqXbtJrFvztp93nk5_6nmU2I/

■開催概要

展示:2021/1/8(金)-1/11(月) 12:00~19:00
   ※最終日は17:00まで
   (全日程当初予定より1時間前倒し終了に変更)
場所:gallery201 品川区北品川6-2-10
  島津山ペアシティ201号室
  JR五反田駅より徒歩約10分
その他:入場無料 

■作品解説

日本には個人の痛みや悩みを話すことを控えた方がいいという暗黙の空気感がある。自分を作り上げるものは輝きだけではない。自分を方向付けてきた大事なことを表現できない生き方は、過去の自分に色んなものを背負わせてしまっているかもしれない。
十年ぶりの個展では、私を形成する思いやそれとの向き合い方を展示することで、それらを見た人に過去の自分を抱きしめる追体験を提供したいと考えている。今回は私の子供時代から今までを”大人となった自分”の目線から見つめ直し、3つの作品で表現している。

・ネガフィルム(大人になった今)

写真を撮ることで人生が豊かになった。ようやく真っ当な人間になれた気がする。写真をやっていなければ出会えなかった人も行かなった国もある。そしてこの展示空間にあなたと共にいることもなかったと思う。
約22年の写真人生において、自分を一歩前に進めた写真たちをネガフィルムにちなんで36枚セレクトする。

・fight alone(思春期から大人へなっていくまで)

生と性の輝きとコンプレックスをテーマに撮っているメンズヌード作品。あの頃のコンプレックスが今はお守りのように自分を助けたり輝きにつながったりすることもある。生き続けるって面白い。

・三十歳のタイムカプセル(子供時代)

写真はもちろん、文字と音楽を使ったインスタレーション作品。
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満天の星空が見えるあの堤防に
木漏れ陽の中で泣いた森の神社に
埋め立てられた秘密基地に
タイムカプセル 掘り起こしに帰ろう
MY HOME
帰ろう 
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