想像力って何だ?
私はずっと「今はないものが少なくなって、新しいものを作り出すことが難しい時代だ」と思っていました。
もっとない物だらけの時代だったらチャンスも多かっただろうなという甘い甘い言い訳のような諦めのような気持ちからではありますが、大発明をしたいというのではなく、まだ誰も見たことのないようなアートのアイデアが欲しいというだけなのですが。
でもよくよく考えてみるとそれは大間違いでした。
昔だってないものはなかったのです。
例えば洗濯機にしたって、昔は手で洗うのが当たり前で機械が洗濯してくれるなんて想像すらしていなかっただろうから・・・洗濯機がない状態が100%の状態だったのです。
もちろん面倒くさいとか手が荒れるとか水が冷たいとか、不満や不便は感じていたはずですが。
今の私は洗濯機があるのが100%の状態だから、ない時代の手洗いを100%に追い付いていない状態と捉えているだけだったのです。
だから未来には洗濯機で選択している今が20%くらいになっているかもしれないし・・・・・
と、想いを馳せたいのに具体的に想像できないから私は残念です。
きっと今もないものはいっぱいあって、私にはその想像力がないだけ。
逆に言えば想像力がないから今を当たり前に感じることができて、存在を想像もできないものがないことは全く不便じゃないのです。
こんな当たり前のはずのことに気づいてみると、想像力って何だろう?と不思議に思います。
発明の源?恐れの源?
どちらにしてもまだここにないものを見ているとは、なんて不思議な機能を持っているんだ!!と生きることへの奥深さのようなものまで感じます。
なのに・・・だからこそ具体的に何も想像できていない自分が歯がゆくて仕方ないけれど、想像力について想像するのもまた想像力(笑)
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