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セブンイレブンのおでんは好きですか?おでんセールが始まるとおでん自腹地獄が始まります。

セブンイレブンのおでんは1年中食べれます。
おでん種も多く、何を買おうか迷っちゃいますよね。

ただセブンイレブンのおでんは、店長にとってはかなり大変で、まさしく地獄です。

何が大変か?

まず、セブンイレブンでは、おでんを9月から激しく売ります。季節的には真夏なのに、本部の命令で仕方なくおでんを売り込みます。

毎年セブンイレブンでは、9月の第1週に「おでん80円均一セール」をやります。なぜなら9月におでんの味をお客さんに覚えてもらい、かなり寒くなる12月におでんの売上を最大化するためです。

でも9月の真夏におでんを食べる人がいるのか?

実は、あまりいないです。

そのためにセブンイレブン店長たちは、おでんが売れない時期におでんを売っていくため奮闘します。

まず何から奮闘するかというと、「空間づくり」です。

店内におでんの「屋台」が設置されているコンビニ見たことありませんか?夜店の屋台のようなおでんコーナーを自分で日曜大工さながら、組み立てがんばって売っています。

私は川崎のセブンイレブンだったので、駅前の東急ハンズに行き、木材を買ってきてバックヤードで組み立てていました。ただこの屋台は掃除するのが大変で、一時期おでんの清掃と屋台の清掃で、作業が倍増したことを覚えています。


次は奮闘するのは「お声掛け」です。

レジ会計時に「ご一緒におでんもいかがですか?」というトークですね。この声掛け、結構嫌がられますし、パートアルバイトにも不評です。でも声掛けするだけで、おでんが売れるならやらない手はないですよね。

最後は、「パート・アルバイトに自腹で購入してもらう作戦」も容赦なく発動します。もちろん店長自身も自腹でおでんをちゃんと買います。

以上のようにおでんを売っていこうとすると、私のモチベーションもパートアルバイトのモチベーションもだだ下がりです。だからあまりやりたくないんですが、やらないとおでんのノルマを達成できないのです。

達成できないと夜中12時を過ぎても、ずっと店長自ら売り続けないとスーパーバイザーからメールか電話で、

「なに、帰ってんだよ」

とお叱りがきます。

そしたらこっちも、

「じゃあ自分で買うよ!」

と自分の財布を開けて、50個買って帰る店長も発生します。

私は最高200個買いました。

 ・だいこん×10個
 ・しらたき×10個
 ・ちくわぶ×10個


みたいな感じで、調理前のおでん種を買ってしまうんです。

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そして自宅に帰ったら、そのままおでん種を冷凍庫へ保管。

店長時代は、ボーナスが出たらおでん種を自腹で頻繁に買っていました。当時、ボーナスが40万ぐらい出ていたかと思いますので、40万のうち10万をおでんとか恵方巻とかホットスナックとかのノルマ達成に使おうと、10万円だけ分けていた記憶があります。

本当に悪しき文化です。

スーパーバイザーがおでん70円均一セール期間中、

「自腹で何個いける?」

って笑顔で聞いてくることなんて当たり前でした。
まさしく、おでん地獄。

おでん自腹地獄ですね。

今はこのようなパワハラは少ないかと思いますが、昔は本当にこれが日常でした。何回中途入社して後悔したか。

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