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細部までこだわって作られた世界観に人は愛着を持ち、やがてファンになる

人は誰しも何かのファンだと思います。

スポーツチーム、服のブランド、アーティストなど。自分が好きなもの(ファンになったもの)にはどんな共通項があるかなーと考えてみると…

そのひとつに"世界観"があるのかなと。

僕の場合だと「ロード・オブ・ザ・リング」がそれにあたります💍

この映画を端的に説明すると、世界を牛耳る力を持った指輪を葬る、という物語です。

世界を牛耳る力があるわけなので、それを使って世界を我がものにしたい悪と、それをさせまいと奮闘する善があります。

ただそれだけなら誰でも思いつきそうな物語です。しかしロード・オブ・ザ・リングではハッキリと善悪が描かれるわけではなく、そんなことに一切興味ない種族(自分が楽しければそれでよし)もいれば、とにかく力がほしい種族がいたりと入り乱れてる。

見方によって善悪が分かれるあたりは現実となんら変わりないですよね。

しかもさらに凄いのが、種族によって言葉も違うし、文字も違う。そして性格も違うし、背丈も違う、容姿も違う…とひとつひとつ細部までこだわって描かれてるんですね。

細部までこだわりにこだわって作られた世界はたしかにフィクションなんですが、ノンフィクションばりの没入感を得ます。

何がいいたいかと言うと、きちっと作られた世界観があると納得もしやすいということ。

とくにSFなんかは少しでもチグハグ感を感じてしまうと一気に冷めたりしますよね。

これは現実世界も同じで、世界観が作り込まれてるものに人は愛着を見出し、やがてファンになるんだろうなと。

これだけITサービスが乱立し、取っ替え引っ替えが容易な時代に支持され続けるためには世界観が欠かせない。

世界観は人を動かしますね。


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