こんにちは！プロボノメンバーのせいです。

今回は京都で、農業を営んでいる雫ファームさんとの対談会を行いました。
雫ファームさんは京都府南丹市美山町で主にお米やさつまいもを無農薬で栽培されている農家さんです。

今回のイベントでの議題は大きく分けて３つありました。
１つ目は、雫さん（雫ファーム）について。２つ目はレトルトカレーを作ろうと思ったきっかけと今後の展望について。３つ目は農業についてです。

雫ファームさんについて

雫ファームの雫さん、元々はアパレル関係のお仕事で25年ほど働かれていたそうです。そのキャリアの中で、農業関係のお仕事に携わるようになり、徐々に魅力を感じ移住を決意。2年前に退職し、農業を始められたそうです。

中でもお米を始めたきっかけは農業の楽しさが1番感じられるからだそう。また、無農薬で育てることの大変さや、今年見舞われた獣害についてのお話もしてくださいました。たくさんの苦労を経て、収穫を迎えることができた時の達成感を想像すると、消費者として簡単に食べ物を残すことはできないなあと感じました。

レトルトカレーを作ろうと思ったきっかけと今後の展望

　そんな雫ファームさんに今回、どうしてレトルトカレーを作ってみようと思ったのかを伺ってみました。初めは知り合いの方を通じて、めどるまさんの存在を知り、カレーとさつまいもの組み合わせって面白いなあ！と思ったことがきっかけだったそうです。

もう１つの理由としては、昨年たくさんのさつまいものロスが生まれてしまったこともお話ししてくださいました。（約５００キログラム）特に小さいサイズのサツマイモはお店で売ることができないだけでなく、加工がしづらいため加工品にもしづらく、ロスにつながりやすいというお話しでした。今後のカレー作りでは、小さいサイズのさつまいもも積極的に使っていきたいというお話もすることができました。

今後の展望として、このレトルトカレーを通じてロスを減らすことはもちろん、より多くの方に雫ファームさんについて知ってもらうきっかけとなるような商品になったら嬉しいとお話ししてくださいました。

農業について

　今回の対談を通して、改めて実感したのが農家の方の凄さと大変さです。仮に今反省点が見つかり、改善したい！と思っても、農業でそれを実践できるのは1年後。当たり前のようですがこれってすごく長い道のりだなと思いました。さらに天候は日々変わり、やっと育ってきたと思ったら、獣害にあったりするそうです。それでも収穫できた時の喜びがあると雫さんは仰っていました。


お話の中で個人的に印象に残っているのが、農家さんが行われている食品ロス削減への取り組みです。ロスを減らすための取り組みとして、農作物が長持ちするようなインフラを整えることと、農作物を加工品に変換させることを挙げていただきました。それ以外にも植え付けの時点から、規格外が生まれないように植え方を工夫したり、獣害に遭わないような設備を整えたりと、たくさんの工夫がなされていることを知りました。

最後に

　雫さんのお話の中で、特に印象的だったのが『繋がり』の大切さです。今回のレトルトカレーの製作に当たっても、人と人の繋がりを通して、実現したお話であり、この活動を通して、雫さんが大切に育てられたさつまいもをより多くの人に知って・食べてもらえるきっかけになればなと思いました。また、お話の中でMOTTAINAI BATONのように食品ロスを扱うような取り組みをしている人や団体がたくさんあっても、それを知らない農家さんがたくさんいるのが現状ではないかというお話がありました。これも『繋がり』を通して、解決していくことができる問題なのではないかと思いました。
今回のレトルトカレーを通じて、さつまいも×カレーという新たな魅力を感じてもらうだけでなく、食品一つ一つにどんな苦労や思いが込められているのかを感じながら食べる習慣のきっかけのような商品になったらなと思いました。

▼雫ファームさんの安納芋カレーはこちら
https://shizukufarm.base.shop/items/80925909

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