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たった一枚の資料でわかる「ファンベース」

ゲーム、漫画、動画などのエンタメのサービスやコンテンツのマーケティングを日々見ていると「ファンベース」の重要性が高まっていると感じています。「ファンベース」は2018年に出版された本ですが、改めて「ファンベースとは何か」に理解しておくことが大事だと思いました。

そこでファンベースのエッセンスを1枚の資料でわかるようにまとめたものを作ったところとても好評なのでnoteでも公開します。ぜひファンベースの定着やリマインドに活用してもらえればうれしいです。あくまでもエッセンスですので、詳細に理解を得るには本を合わせて読むことをおすすめします。

たった一枚の資料でわかる「ファンベース」まとめ

もっとファンベースを知りたい人はこちらをご覧ください

ファンベースの重要性が高まっている理由

ファンベースの重要性が高まっている主な理由は、エンタメコンテンツのフリーミアム化が大きく進んでいるからです。ゲーム業界ではスマホゲームを中心としたオンラインゲームにおいてフリーミアムなビジネスモデルは完全に定着をしています。当初こそ批判も少なくなかったですが、スマホの普及と足並みを揃えるように、現在はフリーミアムがもたらすユーザ体験が高く支持されており、日本国内だけで月間数千万人規模のユーザがフリーミアムなゲームを楽しむようになっています

フリーミアムはこれはグローバルでも大きく進んでいます。特にアジア、南米、アフリカなどの経済成長が著しい新興国においても、先進国と同じサービスを使うことができるのはフリーミアムだからこそで、このグローバルな環境はエンタメコンテンツの未来において非常に大事だと感じます。

ユーザがゲームのフリーミアムな体験に慣れていくにつれて、動画や漫画などの他の多くのエンタメコンテンツが取り入れていき、現在ではオンラインで楽しむエンタメコンテンツはほぼ全てがフリーミアムのビジネスモデルが前提になりました(Netflixやアマゾンプライムなど定額制動画配信サービスもコンテンツ選びが自由になった点でフリーミアムに近いユーザ行動です)

フリーミアムなビジネスモデルの普及がマーケティングにおけるファンベースの重要性を加速させています。その理由は以下の3点です。

  1. マネタイズがユーザ体験の満足に紐づくこと

  2. ユーザから得られる対価にユーザによって差が生まれること

  3. 長く利用してもらうことがビジネスの成功の前提であること

フリーミアムなビジネスモデルはLTV(Life Time Value)がビジネスの最重要となる指標です。つまり、フリーミアムなサービスは、ファンベースの考え方がビジネスモデルの大前提になっているということです。

だからこそマーケティングやビジネスの課題にぶつかった時には一度ファンベースに立ち戻って考えると良いのではと思っています。そんな時にこの一枚資料が役に立てばうれしいです。ファンベースなマーケティング施策の支援もしていますので、ぜひお声がけください。

エンタメ以外の業種の特にSaaS業界では近いアプローチを「カスタマーサクセス」と呼ぶことが多いと思います。それぞれが異なるビジネスにおいて磨いてきていると思いますので、エンタメ業界とSaaS業界で相互にナレッジを交換するのはとても意味があるのではと思っています。ぜひ情報交換できればうれしいです。

ゲーム業界のファンベースな施策も含めて、いろんなマーケティングやプロモーションの事例を集めた「ゲームマーケティングアーカイブス」というサイトを作りました。こちらもぜひご参考ください。

ゲーム業界における代表的なファンベース施策

ゲーム業界にはたくさんのファンベースな施策の事例がありますので、あくまで一例となりますが、いくつか紹介します。


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