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人は死んだらどこへ行く?

愛しき友が旅立って四十九日が経った。
私はいつもの通り、寝て起きて仕事に行って帰ってきた。ただ、普段はそんなにマメにしていないお線香を仏壇に供えた。

人は死んだらどうなるのだろう。

誰もが一度くらいは考えたことがあるのではないかと思う。
死んでしまった人からインタビューなど出来るわけもないので、死んだらこうなる、という詳細なレポートはまだ存在しない(はず)。ただ、臨死体験を経験した人の証言はあったりするが、大体綺麗なお花畑や既に死んでしまった身内や知り合いと会えたりみたいなものだ。ただ、それは脳だかどこだかが多幸感を感じる物質を出すためにそういう夢を見る…みたいな説もどこかで見たことがある。

心臓が停止する間際、多幸感を感じる物質を脳あたりが出してお花畑の夢を見ながらゆっくりと意識が消えてゆく…。
人間の身体の最期はこんなところなのかもしれない。
あの世も死後の世界も無いのかもしれない。

でも、それでも、魂というものが存在し、光あふれる世界に導かれて生前の病の苦しみから開放され幸せに過ごしていると思いたい。

もしあの世が存在した場合、そこに宗教の概念があったら、ブッダやキリストやムハンマドがそれぞれ「仏教(orキリスト教orイスラム教)の方はこちらでーす。ここが最後尾ね」なんて行列の整理でもしているのだろうか。この方達は喧嘩してはいないだろうか。
日本人は特定の宗教を熱心に信じたりはしないので、丹波哲郎の大霊界エリアが緩くて過ごしやすいのかもしれない。
宗教エリアは別れていなくても、大学のサークルのように新入生の勧誘みたいなことをしているかもしれない。

アホなことを書いてしまったが、明るく綺麗な場所で、苦しみを感じなくなった体で幸せに過ごしていて欲しい。そして、私がそっちへ行ったらまた会いたい。

そう願ってやまない。
#エッセイ #コラム


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