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セントラル愛知交響楽団定期演奏会第201回

今日は何とか定時に仕事を終わらせてしらかわホールへ行きました。

今シーズンの注目の演奏会の1つとしていました。ブラームスのクラリネットソナタ第1番の管弦楽版が注目です。クラリネットとピアノ版はCDを持っていて大好きな曲のひとつです。
クラリネットソロが箱崎さんでレーベインムジークのフォーレ室内楽で何度か聴いています。

■ホルスト/冬の牧歌

この曲は日本初演なんだそうです。
自分も当然初めて聴きます。
ホルストって惑星以外の曲は聴いたことが無く、クラシック音楽界の一発屋みたいな感じで思っていました。
この曲もいい曲ですね。

今日のタイトルがブラームス、ブラームス、ブラームスになっていますが、
ホルスト、ブラームス、ブラームスじゃないかと思っていましたが、
この曲を聴いてブラームス、ブラームス、ブラームスでいいですというぐらいブラームスのそっくりさん音楽ですね。

曲の調性も最後のブラームス交響曲第4番につながっています。
今日は冬がテーマになっている演奏会なので、プログラム的にこの曲を入れた意味がありますね。

内容たっぷりで聴きごたえありました。

■ブラームス/クラリネットソナタ第1番

クラリネットソロは箱崎さんですが、箱崎さんといえばこの演奏会ですね。フォーレのピアノ三重奏曲のクラリネット版。第3楽章はクラリネットで吹くのはかなり難しいんじゃないかと思っていましたが、すばらしい演奏でした。

管弦楽版を聴くのは初めてでした。
クラリネットソロの部分は同じで、ピアノのパートのところがオーケストラです。
室内楽版ではピアノから始まりますが、オーケストラから始まるとかなりイメージが変わりますね。

クラリネットソナタがまさにクラリネット協奏曲でした。
第1楽章がすばらしいが、さらに第2楽章の緩徐楽章が美しさの極み。晩年のブラームスの澄んだ美しさ。

すばらしい演奏に感激しました。

さらにアンコールも演奏されました。

アンコールは指揮者無しでクラリネットソロの箱崎さんとセントラル愛知交響楽団の演奏で行われました。
聴いてすぐに幻想小曲集だなというのはわかりましたが、室内楽版しか聴いたことが無かったので、新鮮でした。

ブラームスのクラリネットソナタとシューマンの幻想小曲集をオーケストラ版で聴けたのは儲けものです。

■ブラームス交響曲第4番

最後はブラームスの交響曲。第4番です。

齊藤一郎さんの指揮は熱かったです。
昨シーズンは小泉さん&名古屋フィルの演奏でこの曲を聴いていますが、
また違った魅力のブラームス交響曲第4番が聴けました。

この曲のクライマックスはやはり第4楽章ですね。パッサカリアですね。
何度聴いても感動があります。
齊藤さんの指揮はこの部分の演奏にかなりこだわりを持って音楽を作っているなというのを感じました。

素敵なブラームス交響曲第4番でした。

しらかわホールも残り1カ月ちょっとで閉館になります。

以下のチケットは確保しました。
2月23日 セントラル愛知交響楽団
2月28日 愛知室内管弦楽団

ラストしらかわホールを満喫したいと思います。

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