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名古屋フィル&グリーン・エコー演奏会

ラグビー観戦後に愛知県芸術劇場コンサートホールへ向かいました。
この演奏会、昨年シーズンの名古屋フィル定期演奏会の予定でしたが、感染症のために中止となってしまいました。
合唱は感染症対策は大変で、練習のやり方とかも苦労したと思います。こうして開催できたのは喜びです。

ベートーヴェンのミサ・ソレムニス(荘厳ミサ曲)はベートーヴェンの最高傑作のひとつで、自分は音楽ホールで聴いてみたかった曲です。

3階席のサイドで今日は聴きました。
合唱団は2階のP席で歌います。

この曲は80分以上。
通常の演奏会だと前半の曲と後半の曲があってハーフタイム(休憩時間)がありますが、この曲は休憩なしのフルタイム80分以上。
自分も昔は合唱団でテノールパートを歌っていましたが、90分フルタイム休憩なしで歌った経験はあります。
90分ぐらいの曲だと仕上げるのにかなり時間かかるし、1年ぐらいかけて練習した経験があります。

最初のキリエからすばらしい合唱でした。
そしてグロリアのアーメンの合唱は盛り上がりますね。CDでは何度も聴いていますが、音楽ホールで生の声で聴くと感動が違います。
合唱もすばらしいけど、オーケストラもすばらしい。ベートーヴェンの音楽の魅力が心を揺さぶります。

4曲めのサンクトウスではヴァイオリンソロがあるんですね。名古屋フィルの日比さんがヴァイオリンソロの部分を演奏します。日比さんのヴァイオリンは室内楽でも何度か聴かせていただいていますが、すばらしい音色のヴァイオリンソロでした。

そして最後のアニュス・デイ。
平和を祈る音楽。涙が出てきそうになります。
第九ともベクトルは同じ面があって平和を願う心でベートーヴェンは作曲したのかと思います。

80分ぐらいの曲でしたが、濃密な音楽で感動に感動でした。

演奏会を終わった後の拍手。自分も舞台で合唱を歌った経験があって拍手はうれしいし、演奏者と観客をつなぐものだなと思っています。だからいつも自分は観客のときは一生懸命気持ち込めて拍手します。

ベートーヴェンのミサ・ソレムニス、すばらしいものを聴きました。

来シーズンの名古屋フィル定期演奏会の11月公演にマーラー交響曲第2番があって、グリーン・エコーとの共演があります。
これは聴きに行きたいです。

今日はラグビーとクラシック音楽のハシゴ、どちらもすばらしくて充実した1日になりました。

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