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名古屋フィル第81回市民会館名曲シリーズ

名古屋市民会館へ行きました。
名古屋フィルの市民会館名曲シリーズでハンガリーがテーマになります。

バルトークが3曲、コダーイが1曲です。
指揮者が高関さんで高関さんの指揮する演奏会はかなり久しぶりになります。
バルトークのピアノ協奏曲第3番のピアノソリストは金子三勇士さんで日曜日のNHKFMラジオのリサイタル・パッシオで司会をしているので毎週のように声は聞いています。演奏会で聴くのは初めてになります。

ハンガリーというとジプシー音楽。
ハイドンやブラームスがハンガリーのジプシー音楽をいろいろな曲に取り入れており、ハンガリーの音楽は魅力的です。
バルトークやコダーイは今までも聴いていますが、ハンガリーの民俗音楽が基調になっています。

⬛️バルトーク/ハンガリーの風景

バルトークの曲は弦楽四重奏曲をよく聴いていますが、前衛的な強烈なリズムと叙情的な美しさがあります。

この曲は今日はじめて聴きましたが、後者の方でハンガリーの旋律がたっぷりの叙情的な曲でした。

⬛️バルトーク/ピアノ協奏曲第3番

今日の1番のお目当ての曲です。バルトークのピアノ協奏曲とヴァイオリン協奏曲はすべてCD持っていますが、いい曲ばかりです。その中でピアノ協奏曲第3番は最晩年の曲で、やさしさがある曲で特に好きな曲です。

今日は1階の前の方のサイドの席で聴きました。ハンガリー仕込みの金子三勇士さんのピアノの演奏がすばらしかったです。第2楽章のピアノのコラールがいいですし、この楽章のアダージョは美しいですね。
美しくてやさしさの中にもハンガリーの風土の音楽が満載で、楽しめました。

金子三勇士さん、アンコールでピアノソロでバルトークの曲をやりました。
曲は初めて聴いた曲ですが、バルトークの魅力が凝縮されたような曲でしたね。

⬛️バルトーク/中国の不思議な役人

この曲も初めて聴きました。
バルトークはロックだと言う人がいますが、強烈なリズムの前衛的な音楽です。前半の2曲とは異なるバルトークが聴けました。
個人的にはバルトークの強烈なリズムは慣れたこともあってバルトークの魅力のひとつだなと思っています。
昔は受け入れられなかったときもありましたが。

⬛️コダーイ/ハンガリー民謡孔雀による変奏曲

最後はコダーイ。
コダーイはハーリ・ヤノシュが聴いたことがあり、コンサートでもコバケンの指揮で聴いたことがあります。

この曲の物語は孔雀が平和に導いてくれるという救世主で、今日の戦争でも救世主が出てきて平和に導かれるといいなという思いがあります。

ハンガリー民謡ということでハンガリーの旋律が魅力的です。今日のハンガリーのテーマの絞めにぴったりな曲になりました。

今後にバルトークやコダーイの音楽を楽しむためにも今日は勉強になりました。

次の名古屋フィルの演奏会は5月の定期演奏会の予定です。
エルガーの序奏とアレグロ、楽しみかな。そしてヴォーン・ウィリアムズの交響曲第5番というイギリス音楽の美しい曲があります。
ヴォーン・ウィリアムズはかなり昔に交響曲全集を買ったことがあってそれを取り出してイギリス音楽を勉強しようかなと思っています。


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