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還暦のわしがインドに呼ばれて来たんだけど Vol.6

思った通りタクシーは来ない。入り口で寝ているおじさんに聞いても
眠そうな顔で聞いてないよという。
想定内だ。期待すると焦っちゃう。
デリーの朝5時はかなり冷え込む

大きい通りに出ると早朝から、多くのリキシャが走っている
一台が止まってどこまでいくんだと聞いて来た
「カシミリゲート。いくら?」
「250」
高いようなかんじはする
ぼってるとは思うがバスに乗り遅れるよりはいい
道端で店の準備をする人々を横目に20分くらいで着いた
「釣りある?」
「あるよ」
あるの?あなたは神?釣りはないよって取るんじゃないの?

ほんで、どこですか?ここ
昨日とは違う見たことのない風景
昨日のメトロの駅から下見した光景とまったく違う
あせるじゃん。発車まであと10分しかない

「何を探してるんだ?」
呑気な若者がやって来た
「どこからきたんだ?チャイナか?観光案内所にいこう」

勘を頼りに歩くと建物にみたケンタの広告
でもなんか微妙に違うぞ
建物に入るとバスセンターだ。こっちがバスセンターだったのね

だだっ広いバスセンター

しかし、行かないといけないのはバス会社の事務所
建物をウロウロするとメトロの駅の看板があった
床に直接寝てバスを待つ人の横をとおり駅を目指していくとありました
バス会社の事務所

他の人はすでにバスへ行っていた

まさにギリギリ間に合った
お兄さんに伝票を見せると
「君のバスついてるよ。席は3Dね」
バスに乗り込むと3Dには、がらがらの車内に賢げな僕が座ってる

「ちょっとええかな?3Dわしの席やがな」
「ぼく3Dです」

なめとるな。ここはこわいめにあわさな
「リシケシだよね?」
「違います」

ドライバーに聞くと
「あっちのバスだよ」

デヘラドーンってどこやねん


おお
おにいちゃんありがとう
命の恩人だよ
ちゃんと勉強して立派な大人になるんだよ

ということでバスはしゅっばーつ

でも行き先はリシケシではないのだけど大丈夫かな。おれ

そして、まったく大丈夫ではなかった。。。



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