ハマスの病院地下利用

ハマスが病院の地下を軍事利用していたことは戦争犯罪だと言える。つまり“民間人を盾に利用した”ということだ。しかし、ハマスにはそれ以外の方法があっただろうか?

オスロ合意によりパレスチナ人民は自治が認められた。そしてイスラエルがユダヤ人国家として認められたようにパレスチナ国家が作られるはずであった。途中の経緯は省くが、現状はというと塀の中に閉じ込められ監視塔から銃を持ったイスラエルの兵隊に見張られていたのがパレスチナ自治区である。

更に、電力、水、食料などは全てイスラエルから持ち込まなければいけなかった。そしてイスラエルはパレスチナ自治区の中にまで入植という形でユダヤ人を送り込み、パレスチナ人を追い出して入植地を広げていた。

そんな中でイスラエルに対抗すべく武力行使をしたことでパレスチナ人が選んだのがハマスによる自治である。元々高いところにつくられた監視所から見張られているハマスが軍の施設を作り得たのは学校や病院の地下だけだった。それ以外の場所であれば、瞬く間にイスラエルの攻撃を受けて武力は壊滅である。

このように、ハマスのテロや市民を盾にしていることは非難されるべきであるが、パレスチナ人を塀の中に押し込め、尚且つ塀の中の土地まで入植として取り上げてきたイスラエルに原因があったことを西側は認めようとしない。米英独はナチスドイツの引け目からイスラエルをことごとく支持してきた。これこそが問題の原因だろう。