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カナディアンロッキーに絶景を訪ねる旅【3日目】

サンシャイン・メドウズでハイキングの1日


本日はハイキングに出かけます。
行き先はSunshine Meadows(サンシャイン・メドウズ)。この旅のメインイベントです。


サンシャイン・メドウズのこと

カナディアンロッキーに行ったら、やはりハイキングはやってみたかった。ここサンシャイン・メドウズは、初級者にも歩きやすいコースでありながら、大自然を満喫出来るということで、ぜひ訪ねたいと思っていた場所です。

冬はスキー場として営業している当地は、夏季シーズンのオープンは毎年6月下旬頃で、2023年は6月23日にオープンしたばかり。一体どんな様子なのかドキドキしながら、無料のシャトルバスに乗り込みます。

(追記)そして2023年は、9月10日で夏営業はおしまいだそうです。約2か月半の短い夏ですね。

こんなバスが来ました。一目でそれとわかる外装です。

なお、シャトルバスの立ち寄り箇所はwebサイトに掲載されていますが、特にバス停であることを示す看板とかは掲出されていませんでした。(心配だったので前日に、立ち寄り箇所に名前の挙がっているホテルのフロントに「ここに停まりますよね?」と確かめに行きました。)

街から離れること10数分(だったはず)で、バスを降ります。


ゴンドラで一気に標高を稼いで、さらにチェアリフトに乗り継ぎ

山麓からはゴンドラに乗ります。

ふもとのゴンドラ乗り場
カラフルなゴンドラ

ゴンドラは5km、20分くらい乗ります。このゴンドラ、途中で方向転換する屈曲ゴンドラというやつで、実際、途中駅を過ぎたところで直角に方向が変わってました。

ゴンドラを降りるとそこはもう標高2,159メートルの高地。
次はチェアリフトに乗り換えるのですが、その前に必ずスタッフから注意事項を聞くことになっていました。

奥に写っている青い三角屋根が説明を聞くテント
青い服を着ているのがスタッフさん

ここではトレイルでの約束ごと(トレイルを外れて歩かない、野生動物に出会ったら十分な距離を取ること)の説明があり、なかでも熊への注意を促されました。

「ベアスプレー持ってるか?」→「持ってません。」→「あそこの案内所でレンタルしてね」みたいなやり取りがありました。自分の身を守るのは自分。万一に備えてレンタル品をお借りしました。(デポジット込みで57.75ドル。スプレー缶を返却すると、デポジット分の42ドルが返金されました。←未使用の場合の話です。噴射した時は、、、どうなんだろう、知りません!)

レンタルしたベアスプレー
スプレー缶はこんなケースに入れて渡してくれました

チェアリフトに乗ると山の風が顔に当たって気持ちいい。でも吹きさらしなので怖い!カメラを落とさないよう慎重に写真を撮りました。

完全にスキー場のリフトです

チェアリフトの終点で降りると、広々とした風景が広がっていました。

ひろびろー

この辺りで標高2,400メートルだそう。そう言えば別に息苦しくはなかったな。標高が2,000メートルを超えると高山病の症状が出る人もいるらしく、そういう意味ではラッキーでした。
(そもそもバンフの標高が約1,400メートルとのことなので徐々に慣れていっていたのかも)


ハイキング開始!

ブリティッシュコロンビア州とアルバータ州の州境を示す石碑がありました。

高山植物を愛でながら、まずはStandish Vewing Deck(スタンディッシュ・ビューイングデッキ)という展望台に向かいます。

平坦な道をしばらく行くと、すぐにStandish Vewing Deckに到着

ここまでは普通のスニーカーで来られるような道でした

陽に照らされる湖面、山々の緑、白く見える残雪
すばらしい眺望に晴々とした気持ちになりました。この展望台だけでも来る価値ありです。

飛行機雲が一直線

ここからは展望台から眺めていた湖の方に向かって、ぐんぐん下って行きます。

ぐんぐん下る
さらに下る
トレイルを外れて踏み入ってはいけません

しかし、お昼を回る頃になると曇りがちに。山の天気ですね。


旅行した時のお天気のこと

天気予報を見ていると、6月下旬はすっきり晴れる日は少なく、天気のいい日を狙って、現地に入ってからも訪問先の予定を組み替えたりしていたのですが、結局毎日、晴れ→くもり→雨(ときに雷)→晴れというように1日の中にすべての天気がありました。雨はたいがい午後からでしたので、降られて困る予定があれば午前中に済ましておくのが良い感じでした。

カナダ政府の気象情報サイトを参考にしていたのですが、こんなマークが出てくるのですよ。

全部のせ?

いやあ、そりゃ全部出しておけばどれかは当たるでしょ笑、と思っていたのですが、そうではなく、実際に1日を通して全て起こるのです。ガイドさんが「天気予報はあまり見ませんね」と言っておられましたが、納得です。


閑話休題。ハイキングを続けます

話が逸れましたが、天気が悪くなりそうなので、GRIZZLY LAKEとLARYX LAKEの周回は諦め、次のビューポイントに移動することにしました。

ROCK ISLE LAKEの見えるベンチでお昼休憩。昨日Wild Flour Bakeryて買ったパンを余らせていたのでそれを持参しました。それと日本から持ち込んだ無印良品の不揃いバウム、エアカナダの機内でもらったプレッツェルなど。屋外でのんびり食べるご飯はいいものです。

どこを見ても美しい

ここからはROCK ISLE LAKEを間近に望むROCK ISLE VIEWPOINTに向かってさらに下っていきます。

程なくしてROCK ISLE VIEWPOINTに到着。

だいぶ曇り空
もうリスなんかは普通にいっぱいいます
二匹でじゃれあってるところ

そこらにいるリスを目で追うだけで楽しかったです。


天気は下り坂。チェアリフトまで引き返す。

遠くの山だけでなく、トレイルの脇にも雪が残っているところがありました。

ゴンドラ乗り場で受けたアドバイスでは、帰りはチェアリフトに乗らず、ROCK ISLE ROADを通るのがいいよと言われた(下り道で帰っていけるから)のですが、もう一度Standish Vewing Deckに行きたいのと、チェアリフトにも乗りたかったので、敢えて来た道を引き返すことにしました。ああ、しんどい笑

途中、予想どおり雨が降ってきたので、レインウェアを身につけて歩き続けます。

「リフト運行中」の表示が心強い

幸いしばらくして雨は止み、再びStandish Vewing Deckに到着。

午前中に来た時と違い、すっきりとした空ではなかったけど、それでもなお素晴らしい景色です。


帰りのバスの時間に合わせ、そろそろ山を降りる。

チェアリフト乗り場まで帰ってきた

復路のチェアリフトに乗車。出発の時の初速が速くてビビります。

チェアリフトを降りたところの案内所で、レンタルしていたベアスプレーを返却したら、ゴンドラに乗り継いで麓に下ります。

もう一度ゴンドラが屈曲する様子をよく見ようと思っていたら、ちょうどそこでヤギの群れを目撃。大興奮していたらすっかり屈曲のことを忘れてしまっていた笑

麓の駅まで戻ってきました。

帰りも無料のシャトルバスに乗せてもらいホテルに帰還

ホテルのすぐ近くにバスが停まったので、すぐ部屋に帰れて助かりました

夕飯は激混みイタリアン

夕飯は街まで出て、「Lupo」というイタリア料理店へ。


さすがに人気店で、めちゃくちゃ混んでる。予約もなく訪ねましたが、幸い最後のテーブルを案内してもらえました。

野菜のフリットとパスタを注文。かなり待ちまくったが、味は美味しかったです。(会計にもものすごく待った。)

ということでこの日は終わり。明日へ続きます。





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