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10月3日(土):駄弁る幸福を噛みしめる

珍しく休みの日なのに、朝に目が覚めて「朝だ!!」と思った。いつも起き上がるのがだいたい昼過ぎなので、喜びながらシーツを洗った。ら、空に雲が満ち満ちてきて、乾くか不安になる。そのままベランダの物干し竿へ。空気が乾燥してるし、まあいけるでしょうと、朝に目が覚めたこともあって随分強気だった。

適当に掃除機をかけて、朝飯を食べ、ぼんやり床に寝転がっていたら、いつの間にか寝ていた。これが二度寝か。起きたら昼の時間をすぎていて、スーパーへ。最近、ハナビラタケという白いびらびらしたきのこにハマっていて、売っていたので買った。なんだか、きのこというにはコリコリしていて、反発力のないキクラゲみたいな食感なんだけど、これ、伝わるのかな。

家に帰ってきて、テレビを見ながら買った食材を冷蔵庫に詰めたりしていたら、CMで高畑充希さんがとろーり月見サンドを食べていて、料理をする気が失せて最寄りのケンタッキーへ行った。美味しかった。でもセットのポテトは余分だった。でもポテト頼みたくなるじゃんね。なんか、伝われ。

その後ずっと読書。一昨年ぐらいからずっとfoufouというお洋服のブランドをずっと見つめていて、もちろんいくつか購入し、クローゼットにおさまっているのだけど(正確ににはおさまってはいないけれど)、そのfoufouのデザイナー、マール・コウサカさんが初著書を出版された。その初著書『すこやかな服』を読んだ。

マールさんは、ご自身のSNSや普段のInstagramのライブ配信でご自身の考えをさらっと発信し続けてくれていて、しかも基本的な軸はぶれないので、本の中の内容も「あ、これはいつも言ってることだな」と思いながら読み進めていった。し、まずは楽しく、そして健やかに、消費していくことをこれからも続けようと再確認できた。いい読書体験。(悪い読書体験ってないけれど)

夜、年下の女の子と約束をしていたのでビデオ通話。彼女はポケモンが好きなので、基本その話をしつつ、近況を報告し、大きく盛り上がることもないけれど、けっして飽きることのない1時間半を過ごした。そもそも、彼女からの誘い文句が「駄弁りたいです」だったのだけど、通話が終わった後、高校生の頃みたいな駄弁り方だったなと思った。ほんとうに、だらだら喋って、それでいて苦ではないこと、駄弁るとわたしは分類してる。相手を笑わせなくて大丈夫な会話は安心するし、そういう会話ができる人が身近にいるって、結構貴重で、思っていたより幸せなことじゃあないか。幸福論は日常にゴロゴロ転がっているけれど、こういうのも、あるよな。しみじみ、いいなあと思う。

そのあとぼんやりしていたら、別の女友達からLINEがきて、通話をする流れになり、深夜まで喋る。なんだかよく怒って、怒り疲れて、眠たくなって通話を切った。話の中で「男性を求める感情がどこかにある」みたいな話が出たけど、思い返しても、あんまないなと思った。響かない駄弁りもある。

わたしは、猫と犬を求める感情しかないし。

最後まで読んでくださりありがとうございました。スキです。