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11月7日(土):余韻と眠って、余韻と起きた。

きのう、興味があって一度行ったがよく覚えていないことを再体験した。ストリップ鑑賞だ。友人に誘われて行ったとき、ただの知的好奇心だけで劇場におもむき、なんだか、夢見心地で出てきた記憶しか残らなかった。中で何が起こっていたのか、わたしはほとんど覚えていないんだった。

きのうは、前々から友だちと誘い合って劇場に。その前に明るい洋食屋で健全にハヤシライスを食べ、明るい時間に劇場に入った。背徳感があるな、と思ったのは、この時まで、ストリップについて、薄暗いステージで艶かしく女性が脱ぎ、その様子を男性が舐めるように見上げる。そんなイメージから離れられなかった。観終わって、なんだろうこれは、と思った。ヘラヘラしていないと全然ダメだと思って、連れて見た友だちにヘラヘラしてしまった。(反省してる)

照明の眩しさや、大きすぎる曲たちのキャッチーさで大衆に向けたショーとして成立しているのに、そんなことでは収まらない美しく強いものを見てしまったような。脱ぐ時も、魅せる時も、彼女たちは女神のように微笑むのはなぜなんだろう。1日経って思い出しても、涙腺が緩むような、余韻がある。

きのうは、その余韻と眠って、余韻と起きた。きょうは、お昼も超えた時間に起きた。

夕方というか夜、友人とご飯。久しぶりに下北沢の山角で飲んだ。お酒を飲むのにガッツリ定食を食べた。ガツガツ食べて、大いに笑い、よく飲んだ。(昨日もそうだった気がする)

まだ余韻が残っていて、なんだか何もできない。きょうも、余韻と眠って、あしたも、余韻と起きるんだ。明記したいのは、あの劇場に、彼女たちがきょうも立っているだろうステージに、エロか芸術かなんて議論は転がる余地もなく、ただ圧倒的な肯定のみが、佇んでいたんじゃないか。泣きたくなった。

最後まで読んでくださりありがとうございました。スキです。