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選挙結果振り返り(2023 2.5投票)

 先週の選挙紹介の際「愛知県知事選」とか「下関市議選」とか「北九州市長選」といった注目選挙を敢えて外した10件を紹介しましたが、それらでも注目すべき結果が出ていますので、一緒に振り返っていきましょう!


◎岩手県・陸前高田市長選

 震災直前の2011年2月に初当選し、任期の全てを復興に捧げてきた現職市長が敗れました。 前回の市長選は相手候補に僅か5票差で迫られ、今回は元官僚の新人に約1,200票差つけられる。 市の復興事業は一段落したようなので市民は次のステップを選択したと見えますが、

 市長になる前は助役で、共産党籍の市長を支えるために自民党を離党したとのコトで常に「自共市政」と揶揄されていたようですね。 ニュース映像の為書きを見ても国会議員の名は横沢高徳氏しか見えず、どうやら小沢一郎氏も佐々木候補側についたようですし、この結果は地元では見えていたのかもしれませんね。  ただ、

 私から見て、この人、仕事できそうに見えないんだよなぁ・・・ 為書きを見ても、

「山谷えり子」「有村治子」「平沢勝栄」
「鈴木俊一」「鈴木宗男」「鈴木貴子」

 といった荒々しい面子が並んでるし、このHPを見ても、なんかイヤな予感がするのですが・・・


◎茨城県・潮来市長選

 公明党が推薦する現職が元市議の新人を破り3選を果たしました。
 とはいえ投票率が約8%下がる中、現職は得票数を約20%も減らしています。 決して手放しで喜べる結果では無いかもしれませんね。


◎茨城県・那珂市議補選(定数2/3名)

 昨年12月の県議選で敗れた人が2か月も経たずに市議補選に立候補し、約5割の得票率で2018年以来の市議返り咲きを果たしました。 予想通りの結果ですが、やはり無投票になった市長選ではなく何故市議の道を選んだのか。 首長になって過度な責任は取りたくない性分なのでしょうか。


◎群馬県・渋川市議選(定数18/22名)

 現職14名、元職2名、新人6名が立候補した選挙は現職と元職が1名ずつと新人2名が落選。 公明、共産の候補は当選しました。
 先週取り上げた、「黄色と水色」のストライプ柄のネクタイをして、キャッチコピーが「古い体質を、ぶっ壊す!」で、写真も思いっきりガッツポーズしている新人は、ブービーで落選しました。 まぁ、そうですよね・・・

 

◎愛知県・安城市長選

 5期務めた現職が引退し、新人2名の一騎打ちとなった選挙は自公推薦の元副市長が当選。 市の三役が次の市長になるという “既定路線” が崩れるコトは有りませんでした。
 対する新人は通算三度目の市長選敗退。 過去二回は、いずれも直後の市議選に立候補し返り咲いていますが、あまり “この手” を繰り返してると、そのうち市民から愛想つかされる気もしますがね。


◎愛知県・小牧市議補選(定数2/4名)

 新人4名のうち3名は無所属、1名が共産公認という選挙は、共産候補が肉薄するも3位落選となりました。 やはり共産党にとって補選は不利なのでしょうか。 ただ候補者最年長の67歳で4位の方も63歳。 一方当選したのは38歳と55歳なので、年齢も影響したのかもしれませんね。
 「若い候補を出していれば、もしかしたら・・・」と考えそうになりますが、共産党にとっては若い候補を探す方が当選させるより難しいかもしれないので、致し方ないかと。


◎三重県・菰野町議再選挙(定数2/3名)

 2020年に行われた町議選(定数18)で、得票数18番目の候補が法定得票数に達しなかったため、もう一度選挙をするものでしたが、前回18番目の候補が再出馬するも最下位で落選してしまいました。
 ただ、定数内に達しても法定得票数に達しないという事態が起きている時点で、定数削減するか他自治体と合併した方がイイと私は思いますがね。
 ハッキリ言って、自治体の体を成していないでしょう、コレ。


◎京都府・舞鶴市長選

 遂に、この時がやってきてしまいました。
 維新の首長が、京都で爆誕です。
 現職が4選を目指す72歳という、この “チャンス” を逃さず獲りに行く維新の選挙戦略は、サスガですね。
 それにしても、「アレ」な地域政党代表より票が獲れなかった共産推薦候補(75歳)にもガッカリですが、候補者すら立てず市民に選択肢を示さなかった立憲は何やってるの!! 京都でしょ!? 党首の地元でしょ!!???


◎兵庫県・小野市長選

 現職(75歳)が元市議(45歳)と女性候補(75歳)を破り7選(!)を果たしました。
 ただ、元市議は本職は鍼灸接骨院経営で市議一期途中の立候補なので、現職がいくら高齢でも、いくら多選でもそちらを選ぶというのはやむを得ないかもしれませんね。 新人はあまりにも実績が無さすぎた。


◎香川県・多度津町議選(定数14/15名)

 “定数プラス1” の選挙で、立憲が2名も出しているという選挙でしたが、なんとその2名がワンツーフィニッシュを果たすという、小川淳也県連代表も鼻高々な結果となりました。
 2名のうち1名は前回無所属でトップ当選して今回は立憲からの立候補。 得票数は前回から約150票減らしましたが、党公認候補がもう1名いるコトと投票率が前回から4.5%ほど下がっているコトを考慮すれば想定の範囲内でしょう。 そしてもう1名の新人は唯一の40代候補という点が2位当選に繋がった要因のひとつだと思われます。 
 こうやってちゃんと候補者だして市民と向き合えば、それ相応の評価が返ってくるのですよ。 もう “自民候補に相乗り” とかやめて、地方選挙でも与党と対決する姿勢を示さないと、マジで滅びますよ、立憲!


以上になります。 候補者の皆様の御健闘をお祈り申し上げます。




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