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映画『あんのこと』公開日記【01】ー宣伝がはじまりました
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こんにちは、入江悠です。 わたしが監督・脚本を務めた新作映画『あんのこと』の宣伝活動がはじまりました。 劇場公開の6月7日まで、あと一ヶ月半すこしです。 先週、主演の河合優実さんともひさしぶりに会い、一緒にメディアの取材を受けました。 扱っている題材のため、本作はわたしがこれまでに作ってきた映画の中でももっとも宣伝や取材が難しい映画です。 しんと静まり返った湖の薄氷を渡るように、あるいは手のひらに包んだ雪片を壊さないように、そういうふうに届けてくれ、と映画自体が訴えてくるか
有料200【映画評】クリストファー・ノーラン監督『オッペンハイマー』をどう観たか
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クリストファー・ノーラン監督『オッペンハイマー』が公開になりました。 まずはじめに、本作が日本で公開されてほんと良かった、というのが率直な感想です。 変なとこに気をつかったり、忖度したりして、公開されないのがいちばん悲しく、地球上で日本だけスキップというような最悪な可能性を回避できただけでわたしは満足です。 配給のビターズ・エンドさんありがとう、です。 先に個人的なオススメです。 この映画の公開にあわせて、わたしは一冊の本を読んでオッペンハイマーについて予習していました。
有料200【映画評】31年ぶりの長編映画、ビクトル・エリセ監督『瞳をとじて』
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これはもう2024年、最大級のニュースでしょう。 ビクトル・エリセ監督の新作が公開される。 なんと長編としては31年ぶりとのこと。 スペイン出身のエリセ監督は1940年生まれで今年84才。 今回の『瞳をとじて』が長編4本目(ドキュメンタリーを除くと3本目)。 本当に寡作な作家であり、同時に多くの映画ファンが新作を観たいと願っている監督でもあります。 わたしも『ミツバチのささやき』『エル・スール』など大好きで、何度も観返しています。 映画館で観るのがもちろんベストですが、思い
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