こんにちは、入江悠です。

先々週、『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』最後のプロモーションもありました。
4月12日に行われた新宿ピカデリーでの舞台挨拶です。
広瀬すずさん、櫻井翔さん、江口洋介さんといういつものメンバーに加えて、勝地涼さん、魔裟斗さんが登壇しました。
わたしも一緒に登壇して、撮影のことなどをお話ししました。
最後のイベント、ということで、ちょっと感傷的になったりもしました。

思い返せば、ドラマ『ネメシス』の撮影をしたのは、コロナ禍真っ最中でした。
息詰まるような空気が世界をおおっていて、映画やドラマの撮影も自粛がうながされていた頃。
脚本を書き、登場人物の名前を一人ずつつけていきました。
暗い世相を跳ね返せるようにと、陽気で前向きなキャラクターをたくさん登場させました。
その代表が広瀬すずさん演じるアンナで、出生の秘密を抱えながらも明るく前向きな子にしたいと思いました。
喋りながらクネクネ身体をよじらせ、まるで踊るように会話する子。
そんなアンナ像を、わたしの想像以上に広瀬すずさんは作り上げてくれました。
櫻井翔さんには、おおらかでどこか抜けたところのある、ホッとする探偵像を演じていただきました。
他にも、あんなキャラクターやこんなキャラクターが……と、登壇した新宿ピカデリーのスクリーン前で思い出していました。