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おれの名前はロケット

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVOLUME3」

シリーズvol.3がとうとう公開されました。
涙、涙の最終話です。
前作(vol.2)の公開は2017年だったと記憶します。なぜ公開年を覚えているかというと、当時、一緒に働いていた映画好き男子に、ロケットはタヌキでもレッサーパンダでもなくてアライグマ! と、大真面目な指摘を受けたからです。
今作はそのロケットが主人公。ロケットがどうしてロケットという名前で、どうして2足歩行の擬人化動物となって、どうしてガーディアンズの一員として闘いつづけるのか、ロケット自身の回想がメインストーリーになっています。

ロケット・ラクーン

描かれているのは、いろんな生命体が共生する、究極に多様性のある世界です。でも、そうすると、逆に、特別な種族だけが生き延びるべき、自分こそが創造主みたいな考えも現れて、思想に合わないと抹殺していく。映画なら「そんな身勝手な」と、ガーディアンズが戦って退治してくれるけれど、この地球上の現実社会でいま現在、起こっていることでもあるんですよね。。。
ガーディアンズのメンバーを見ていると、いろんな生命体がいて、アイデンティティがあって、欠点があって、だれでも欠点はあって当たり前、それぞれが補いあいながら生きていけたらそれでいいんじゃないかと思わせてくれるのでした。
闘いのあと、思うところあって、ガーディアンズから去るメンバーがいるのはさみしいけれど、劇中のセリフにあるように、人生には「セカンドチャンス」がある! 
上映時間は長いし、睡眠不足が続いているしで、もしかしたら途中で寝てしまうかなあと思っていたけれど、エンドロールまで楽しめました。

見出し画像は映画とはなんの関係もない、近所の麺屋さんで食べた、たぬきちからうどんです。

Guardians of the Galaxy vol.3
2023年製作/149分/アメリカ
ジェームズ・ガン監督

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