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呪術廻戦2期~前半戦を終えて~「若人から青春を取り上げるなんて、許されていないんだよ。何人たりともね」の重み

今回は、しっかり感想をまとめるというより、アニメを見て抱いた感想をそのままの熱量を呟く感覚で投稿したい。

まず、アニメ見て、感じたことは、「解像度が抜群に高い!!!!」ということ。そして、原作だけでは、私は汲み取ることができなかったことを、「声の演技」があるおかげで、キャラクターの感情をより理解することができたと思う。

1.五条の声の演技「強くなってよ、僕に置いていかれないくらい」

一番は、五条が夏油の離反を知って、なんとか見つけて呼び止めるシーン。
原作読んだときは、もっと五条は、「怒り」の感情でいっぱいなんだと思ってた。でも、あのシーンの中村さんの声の演技を見ると、五条は「怒り」よりも、「悲しみ」の方が大きかったのではないかと感じる。
そして、本気で「俺が上層部なんてどうにかするから、戻ってこい」と言っているように見えた。あんな事件を起こして、呪術界に戻れるはずがないということは頭でわかっていても、離れていく夏油を必死にがむしゃらに繋ぎ止める子供のように見えた。

ああ、五条も普通の高校生なんだ、、、感情がそのまま表に出る、感情のコントロールをすることを覚えていない、ただの子供なんだ、、、。

呪術公式Twitter(こんなに動揺してる五条見たことあります??)

改めて、彼らが「青い春」を奪われた子供なのだということを、この五条の感情の取り乱しっぷりで、突き付けられた。

「俺だけ強くてもだめらしいよ」

この台詞も原作ではあさっりしていると感じたけれども、アニメで声の演技を聞くと、それはそれは拗ねているように聞こえた。多分、夏油に言われたことも、彼が離反したことも全然納得してない。

そして、何より、少年恵の前で放った言葉。

「強くなってよ、僕に置いていかれないくらい」

明るい調子に聞こえるけれど、どこか、しっとりした演技だったと思う。五条の遠くを見つめるような横顔とこの演技が相まって、ここは号泣するしかなかった。

2夏油~!!!の目の隈!!そしてシャワーの音!!!性格悪すぎ!演出!!


夏油周りの演出は、本当に性格が悪かった(褒めてます)
こんなに視聴者を苦しめて楽しいか!!??と思うほどに演出が秀逸だった。夏油、理子ちゃんの事件の後、5話はずっと、目の下にひどい隈がある。もう、すぐにでも死んでしまいそうなほどに。ただ、離反を決め、自分の呪術師として生きる「意味」を見出した時の表情が、目の隈がなくなり、軽くなっている。どこか重荷を下ろして、軽やかになっていた。

呪術廻戦公式Twitter(目の隈!!!!)


夏油、、、最悪の選択をしたけれど、それでも、夏油にとっては、その選択に「意味」があったんだろうな、、、それが1番気持ちを軽くする選択だったんだろうなと思わざる得なかった。

そして、夏油シャワーシーン。原作にはないシーンなのだけれども、このシャワーの音が、盤星教の拍手の音に重なって聞こえるようになっている。
わ~、マジ誰だこの演出思いついたの、、、。ということは、夏油は毎日シャワーを浴びるたびにあの日のあの瞬間を思い出していたということになる。ちなみに、盤星教の拍手はOPのサビ前にも入っている。(五条と夏油の青い春ソングでそんなもん入れるな!!!)

3子安さん大優勝。


これまで、演出だったり五条の心情について感想を呟いたけれど、まあ、結局1番の感想は伏黒甚爾がイケメンすぎるということ。私としては、原作読んでた時から、「絶対、子安さんがいい!!!」と思っていたので、声優発表された時は、就活の面接に行く電車の中で思わず、「え!!!???」と声が出た。

呪術廻戦公式Twitter(なんだこのイケメン)

そして、やっぱり期待を裏切らない、、、。五条との対決のシーンは本当に最高だった。(ちなみに、4話の戦闘シーンは進撃の2期とか3期のワイヤーアクション神作画の人が担当したそうです・・・・)

「・・・・・・・・・・誰だっけ??」

と忘れていた息子の恵のことも、最期に五条に託すのはずるいわ、、、。
五条と夏油の青い春を奪った元凶なのに、全く嫌いになれない。むしろこのキャラ好きすぎる、、、。でも、私としては、まだ伏黒甚爾が恵に対してどんな思いを抱えていたのか、掴みきれないんだよ。彼の心情が1番読めなくて難しい。

4OPとEDがあまりにも「青い春」すぎる。


私、毎話OPもEDも飛ばさずに見ました。基本1話だけOPとED楽しんで、後は飛ばしてしまうタイプなんですけど、これに関しては、どうしても彼らの「青い春」を見ないと、本編に挑めなかった。本当に、あの狭い世界で「2人で最強だ」と思って過ごしていたんだろうなと、そんな青くて脆い世界をOPEDから感じた。

呪術廻戦公式Twitter(青い、、青いよ)

まあ、OPとEDを見ると本編とのギャップに余計辛くなるところもあったんですが・・・。でも、全部見た。

「若人から青春を取り上げるなんて、許されていないんだよ。何人たりともね」

彼らにこんな青い春の記憶があったことがわかると、五条が繰り返し言っているこの言葉の重みが変わってくる。きっと、五条は自分が高校生の時、青春を「取り上げられた」という自覚があるからこその言葉なんだろう。
そして、今の学生たちにはそんな思いをさせたくない一心で教師やってるんだろうなと、、、。


呪術前半戦ありがとうございました!!まだまだ地獄の後半戦は続きますが頑張ります!!渋谷事変!!!

呪術公式Twitter(唯一の癒しだった少年恵を添えて)





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