東京・柴又に行ってきました!
先日、東京は柴又に行ってきました。
今日はそのぶらぶら記を書こうと思います。
映画好きからすると、柴又といえば「男はつらいよ」。
トップ画像の寅さんですよね。
だいぶ前に「男はつらいよ」にはまったことがあって、その時はよく柴又に通っていたのだけど、最近は全然行ってなかった。
なので、久しぶりの柴又でございました。
まずは江戸川沿いをぶらぶらしながら、柴又に向かいました。
ついでに寅さんとはそこまで関係ないのだけど、「矢切の渡し」もパシャリ。
暑さを避けて夕方に行ったので、運航してなかったのが残念。
ご存じない方のために少し説明すると、「矢切の渡し」とは渡し船のことで、江戸川を挟んで柴又と千葉・松戸(矢切)の間で小さい船が行き来しているのです。
以前乗ったことがあるけど、川を渡るって新鮮で面白かったな。
柴又を訪れた際はぜひ。その際は事前に運行状況をお調べくださいませ。
お次はいよいよ柴又へ。
はい、寅さんの口上「帝釈天で産湯をつかい~」にもあるように、柴又といえば帝釈天。
この門構え、好き。
笠智衆さん演じた御前様を思い出すなあ。
帝釈天でお参りを済ませたあと、参道の方に向かいました。
夕方だったのでお店はほとんど閉まってて残念。。。
でも人が少なくて、少し寂し気な感じもまたレトロ感をマシマシにしていました。
もちろん活気があるのもいいのだけど、こういう寂しい感じもまたよし。
そのまま参道を抜けて、柴又駅前に到着。
トップ画像の寅さん像とさくら像をパシャリ。
映画「男はつらいよ」の中だと、寅さんが誰彼かと喧嘩して、お約束の「それを言っちゃあおしめえよ」とのたまい、実家の団子屋を飛び出す。
それをさくらが追いかけて京成柴又駅のホームでお金を渡す。
で、寅さんは礼をいってお金を受け取る。
この2人の像の写真を撮っていたら、そんなことを思い出しました。
そういうところをちゃんと映すのが好きだったんだよなあ。
で、寅さん像の奥に映っている三河屋さんに入って焼きそばを食う。
ほんとは参道で茶そばと草団子を食べようと思っていたのだけど、店が軒並み閉まっていたので。
いや、でもこの焼きそば、素朴でうまかったな。値段も350円でリーズナブル。
1人で焼きそばと今川焼を食べてたら、地元のおじさんがふらっと入ってきて、かき氷を注文。
もう顔なじみみたいで、水を自分で入れて席に着く。
そういうの、なんか、良い。
下町風情というか、寅さんぽいよなあ。
三河屋さんのテーブルで柴又駅前を行き来する人をひとりボーっと眺める。
と、なんか時間と空間がぐにゃっとし始めて、不思議な気持ちになる。
今は2023年なんだよな、とか。自分は今○○歳なんだよな、とか。
なんで柴又で焼きそばを食っているんだろう、とか。
目の焦点がぼやけてきて、なんだか遠くを見るようなうつろな表情になる。
そんな時、寅さんがさーっと通り過ぎてくれたらいいのになあ。
そしたら、自分は吉岡秀隆さんが演じた満男のように慌てて店を飛び出して、その後ろ姿に「寅さん!」と声をかける。
すると寅さんがすっと振り返って、「よお。元気にしてたか」。
こんな白昼夢にひたった夏の夕暮れでございました。
ちなみに寅さんの名セリフは数知れぬだけど、自分が好きなのは「俺が芋食って、お前のケツからプッと屁が出るか。つまりは俺とお前は別人ってことよ」です。
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