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ハードボイルド好きな人間は、ハードボイルドな生活をしてるのか?


突然ですが、自分はハードボイルド小説を読むのが好きなのです。
今読んでるのはこれ。

原尞氏の著作「天使たちの探偵」。
1991年刊行の短編集です。

原氏といえば、アメリカのハードボイルド作家、レイモンド・チャンドラーの文体を日本語に移し替えたといっても過言ではないゴリゴリのハードボイルド作家。
自分はチャンドラーファンなので、その影響を多分に受けている原氏の文体も好み。

この「天使たちの探偵」、面白いです。
短編集なので、読みやすいですしね。
全部で6つのお話があるのですが、いずれもミステリーの趣向が違っていて楽しめます。
ご興味ある方、オススメです。

と、前置きが長くなりましたが、今日何を書くかというと、タイトルにあるように「ハードボイルド好きな人間はハードボイルドな生活をしてるのか?」ってこと。
小説世界のような孤独でアウトローでタフな毎日を送っているのか?

結論から言うと、そんなことは全くないです。。。

○原氏の小説の主人公は沢崎といって、西新宿で探偵事務所を開いている。
→自分は探偵じゃないし、新宿には足を踏み入れない。生活圏じゃないから。
仕事は地味で単調。

○沢崎は日産のブルーバードに乗っている。
→自分はセダン型の車は趣味じゃない。ミニバンに乗ってます。まあどの型の車に乗ろうが、所有者の好みですが。

○沢崎はタバコをかなり吸う。
→自分はタバコ吸いません。口臭くなるし、服臭くなるし、部屋も臭くなる。むしろ嫌い。健康にも良くない。

○お酒。沢崎がどんな酒を飲んでるかの描写はないけど、まあハードボイルドのイメージだと、ウィスキーとかバーボンとかですよね。
→自分はワイン派。ビールも好きだけど最近はお腹が張ってしまうから、ワインを適量飲むのが好き。
車の時はノンアルコールビールを飲む。健康のために休肝日もあり。

ついでにいえば、自転車🚲を購入したので自転車で行ける範囲は車を使わないようにしてる。排ガス出さないしガソリン高いしね。健康にもいい。
最近は映画館も自転車で行きます。レイトショー終わりの夜の街を自転車で走るの最高!
ただ、暗いから事故には気をつけます。

こんな感じで、お酒以外は高校生みたいな生活なんでございます。

でもさ、そりゃ中身は大事だけど、結局はスタイルなんだよな。
誰にも与せず、減らず口を叩いて、自分のやるべきことをやればハードボイルドなんだと思う。
タバコや酒は関係ないし、もちろん探偵である必要もない。

そう考えると自分の生活もまあまあハードボイルドなのかもしれない、と減らず口を叩いてみました。
そんなことを考えながら、帰りの通勤電車に乗るのだ。フ。

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