戦略コンサル激闘記録③(入社3か月~1年)

何とか最初のプロジェクトを乗り切った僕は、次のプロジェクトも運よく自分の希望通りアサインされる運びとなった。入ったプロジェクトは地方に本社を構える企業の全社改革プロジェクトだった。このプロジェクトでの経験がきっかけとなって、自分の人生で大きな決断をいくつかすることになるのだが、その時は目の前のプロジェクトにキャッチアップするのに必死で将来のことを考える余裕すらなかった。

クライアントが全てを知っているときの価値の出し方

僕が二回目にアサインされたプロジェクトでは、初回のプロジェクトとは異なり、クライアントが自らのやろうとしている事業について全て知っている状態で始まった。要は、彼らの中では「やりたいことがはっきり決まっているが、何をどうやって実現させたらいいのかわからない」という状態でプロジェクトが始まったのだった。

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